アラフォーといっても40歳を超えると、体の調子から趣味趣向まで日々事あるごとに
「ん~?何か今までとちょっと違う」
と思うことが増えました。
今までと同じ仕事量でも体が悲鳴を上げるし、脂っこい牛肉や揚げ物なんかふた口食べればもう充分だし・・・
それと同じ?ように年齢と共に?作りたいうつわも変わって当然?でしょう。
なので以前は作ろうと思わなかった小さなお椀が無性に作りたくなってもおかしくないでしょう。ということで今回ご紹介するのは、べんがらの「かゆ椀」。
3.5寸(約10.5cm)というけっこうな小ぶり
べんがらを使ったものは当初から作っていたのですが、今またこれが「いいなあ」と思うのです。
「べんがら」とは「弁柄」。
日本でもはるか昔から使用されてきた顔料の一つです。
hideは予め漆と混ぜ込んだものを、漆屋さんから買って使っています。
ただ、そのまま使うとちょっと明る過ぎるので少し色味を調節してはいますが。
この小ぶりなお椀があるからこそ、
「ちょっとぞうすい食べようかな」
なんてうつわありきの逆の発想もありかなと思ったりします。
本日で高島屋大阪店6Fジャパンギャラリー「粋」での展示会も3日目。
今日からこの「かゆ椀」もご覧頂けますよ。
DATA
素地:栃 仕上げ:拭き漆(べんがら)
直径:3.5寸(約10.5cm) 高さ:2寸(約6cm) 価格: \7,000円
(価格は税抜き)