三人展でご一緒させて頂くもうお一人は愛知で作陶されているクメマイコさん。
クメさんとも、西山君と同じくお会いしたのは2年前の山口アーツンドクラフツ でした。
やはり、一目惚れでした。
近頃磁器の作家さんが少ないと思っていたところで、hideの好み直球ど真ん中でした。
光を通すくらいの薄さ。
手に取ってみると、白磁というよりちょっとグリーンっぽい。
端正なフォルムに精緻なけずり。
クメさんの磁器は清潔感があり、どことなく高貴な印象さえ受ける。
持つ張りつめた空気感と、光を取り込む融和性を併せ持つ。
hideの漆と西山君のガラスとは、言ってみれば「静と動」でした。
クメさんの磁器とは、その質感からすると「軟らかさと硬さ」。
やはり、相反する要素を持っているからこそお互いを引立て合うのでしょう。
漆とガラスもそうですが、漆と磁器のマッチングまたいいのですよ、これが。
ぜひともお確かめ頂きたいです。