また真夏のような暑さがぶり返してきた今日この頃ですが、
「つみ草 」さんでの個展も明後日からとなりました。
つみ草さんのホームページでも紹介 頂いております。
そして小出しにしてきた展示内容も今日で最後。
最終回にふさわしく?、そのネタは「茶筒」です。
でも「茶筒」の制作というのは、これがまたなかなか面倒なものなのです。
「蓋物」についてお話した時に登場した「合口」なるものが中蓋と外蓋で2か所もあるのです!
しかも形や寸法はだいたい決まったもので、そう遊べるものではありません。
ちょっとした職人技であり、腕の見せ所とでもいうのでしょうか。
技術うんぬんにあまり興味はないのですが、蓋が思い通りの寸法で閉まってくれると確かに気持ちのいいものではあります。
かと言ってこれを沢山作るとなるとそれはまさに精神修業のようなものです。
ただ、この中に入れるものには困らないのがいいですね。
全て木でできた茶筒を見る機会も今は少なくなっています。
ぜひどんなものか、確かめに来てみて下さいませ。