攻略本に掲載されたヒントや語られなかった設定、Q&Aで、ゲーム本編では解らなかった謎に一歩近づける。

特に、「深層案内」「完全ガイドブック」「解析文書」「トゥルースファイル」がオススメ。

「ビジュアルガイドブック」は特にレアで高騰してますが、何冊かの攻略本は国会図書館で読む事が出来ます。

個人的には「深層案内」でパッとムーンライトシンドロームの世界に近づけた気がしました。ゲームをプレイしているだけでは、白髪の少年=ミトラであり、ヤヨイやチサトもゾロアスター教の神がモデルになっていることも明かされないので。あと、『変嫉』の次点で何故リョウがミカを追いかけているのか?の謎にも近づけるかも。Q&Aは「深層案内」「完全ガイドブック」どちらも良かったです。

「トゥルースファイル」は単純に面白く、雛代の住民のような視点で物語を楽しむ事が出来ます。後のモリシマトキオのかけらも感じられます。

 

 

●『深層案内』(監修/HUMAN・編集/小学館)★
いちばんファンブック&副読本に近い作り
設定資料
未公開シナリオ&未公開キャラクターコレクション
小説形式の『陰約』
開発者須田剛一に聞くQ&A
用語解説集
雛代町ミステリースポットの謎に迫る(著・アラマタ)
 

 

●『ムーンライトシンドローム 完全ガイドブック (プレイステーション完璧攻略シリーズ)』(双葉社)★
須田剛一による開発者ミニQ&A付★
フローチャートがかなり詳しい★
台詞付のダイジェストがストーリーを思い出す時に便利
ヤヨイのカットセリフ?「やっとだね」「やっと迎えに行くことが……」

 

 

●『コンプリートデータファイル ムーンライトシンドローム解析文書』 (著/薮中博章 白夜書房)★
ヒューマン公式、文字量多め

各エピソードをセリフと画像を交えて掲載
『片倫』のエピソードがゲームより詳しく書いてある★

この本にしか書かれていないプロフィールがある(ルミやミキ)★
部分的にカットされた?台詞が一部載っている
未公開シナリオ『予兆』『輪廻』掲載 ★
 

 

●『トゥルースファイル』(リクルート/じゅげむBOOKS)★
元々開発側はノータッチで、資料を元に作られた週刊誌風の読本的なもの
この本で、大岡まさひ氏の書いたルポがキッカケになり後の、シルバー事件の「Placebo編」「モリシマトキオ」の原型になった。

大岡まさひ氏はシルバー事件以外でもGHM作品でシナリオを書いている。

 

 

●「ムーンライトシンドローム ビジュアルガイドブック」
その名の通り、写真と文字で物語を振り返るような内容

唯一、規制前の「アリサがミトラに首を飛ばされた時の画像」が掲載★

規制前、ミトラがユカリに見せたものは「アリサの目のあたりの部分」だったとのこと

中古価格が高騰している(2万円くらい)国会図書館にある。

 

 

●『ムーンライトシンドローム プレイステーション必勝法スペシャル』(ケイブンシャ)
宮本崇氏のイメージイラストが3点載っている
紙質が良く、各エピソードのジャケット画像が大きく載っている
ミニ用語集
 

 

●「深層心理ファイル」(発行/ローカス・発売/主婦の友社)
心理学講座はあまり役に立たないかな
設定資料集は『体験版』の内容と同じ
前作『トワイライトシンドローム』の各エピソード(『Prank』含む)の予習ページ
紙質がよく、ゲーム画面のスクリーンショットのカラーが綺麗
自主規制前?の血の描写がある画像(犬の死体、ミカのナイフ)
画像は小さいが企画書の画像2枚

 

●「ムーンライトシンドローム」東野司 (扶桑社)

ゲームを元にノベライズ版。と書いてはるが、リョウとミカが知り合って一時的に一緒に行動する、ヤヨイがミトラの役割もしている、リルとリルの弟が重要な役割を担っている等、微妙に話の流れ、結末もゲームとは違っている。

詳細は

 

 

 

 

 

『番外編』

●『SUDA51 OFFICIAL COMPLETE BOOK GRASSHOPPER MANUFACTURE & HUMAN WORKS』(BOOKぴあ)

ムーンライトシンドロームのディレクター、シナリオを担当した須田剛一のムック本。インタビューの中でムーンライトシンドロームの話題も当然触れているんですが、ゲームを作る際に使われた「ムーンライトシンドロームの企画書」が掲載されています。企画書なので、ストーリーというよりはどんなゲームにしようとしていたか?の部分についての詳細です。

 

●『電波系』根本 敬、村崎 百郎(太田出版)

エピソード『電波』の電波部分の元ネタ。これを読んでいると電波文への理解が深まります。