働き方改悪 | 路線バス運転手してます

路線バス運転手してます

2021年7月、44歳で転職して路線バス運転手してます。この業界は初めてです。大変かどうか、やりがいがあるかどうか、勤務などの全てをさらけ出して行こうかと思ってます。

おはようございます☀

今日は、公休日です。今日からですが、世間ではゴールデンウィークの前半が始まりますね。でも、中には関係のない方も沢山居られるかと思います。そらあ、そうですよね?ほぼ全員が長期休暇を取得できていたら、日本の経済は回らなくなってしまいますからね(笑)。誰かが休んでいたら、誰かが働かないとダメなんです。私も、今日だけゴールデンウィーク休みを満喫・・・できる訳無いわ(笑)。



実は、嬉しいことに


明日は休日出勤の依頼が入った


のです🎵。数日前だったかな?休日出勤が入らなかった事を憂いていたのに、見事にひっくり返って仕事が入ったのです。実は


慢性的腰痛を持っている方が

仕事を休んでいる


のですよ。運転の仕事を生業としている方


結構な割合で腰痛を抱えている


みたいですね。私も実は腰痛持ちですが、多分


太りすぎで

筋肉のバランスを崩したから


です(笑)。昨年秋頃だったかな?腰痛が収まらないので、いつも健康診断を受けている病院で検査して貰ったら・・・。


「骨には異常が無いので、腹筋と背筋のバランスが悪くなって痛いだけです」


なんて言われましたから(笑)。まあ、頻繁にギックリ腰にはなってませんが、一応は注意を払っております。でも、腰痛持ちで休んでいる方って結構酷いみたいなんです。去年の夏頃に入社されたのですが


もう3回目の腰痛休暇


ですもん。本人が話してましたが


有給休暇の残数は0


みたい。なので、その方は無給休暇、つまり休んだ分だけ


給料や賞与が減額される


のです(涙)。でも、持病ですので無理はしてられません。で、そんな場合に備えて私のような


急遽でも

休日出勤できるヤツが居る


のです(笑)。ホント、有り難い事ですね。


この休日出勤に関する事ですが、私達の労働時間・・・路線バス業界では「拘束時間」と言うのですが、労働時間が


4週間で260時間まで


って決められているからです。でも


路線バス業界って給料が安い


んですよねえ(涙)。なので、大抵の方は有給休暇を申請して


休日出勤できる

枠を増やしている


のです。因みにですが、私の場合は


4週間で200時間少々と

なるように有給休暇で調整


しています。そうする事で


休日出勤が60時間弱はできる


のです。路線バスの運転手で稼ぎたい方、実に涙ぐましい努力をしているのです(笑)。


ところが、なんです。今まで散々説明してきた「4週間で260時間」ですが、今年の4月からは


4週間で253時間に減少


してました(涙)。例の「2024年問題」の一貫だそうです。実は、路線バス運転手や貸切バス運転手ですが、3月31日までは


労働時間は3380時間/年


でした。バス業界では4週間単位で計算しますので、年間では4週間単位が13回あります。ですので、3380時間を13で割ると


4週間で260時間となる


のです。あ〜、説明って難しいですね(笑)。でも、この3380時間が4月1日からは


3300時間/年に減った


のですよ。ですので、今月からは


4週間で253時間まで


となってしまいました。


働き方改革の一貫かも知れませんが、路線バス業界で稼ぎたい方にすると


働き方「改悪」でしかない


のです。だって、4週間の労働時間が短くなったと言うことは


休日出勤可能な枠が減少した


のです。私で例えるなら


休日出勤の単価は

約1630円/時間


ですので、この改悪によって


約11000円の収入が減る


のですから。我々って


休日出勤を沢山して

人並み未満の給料となる


のです(笑)。休日出勤しなくても人並みの給料が貰えるのなら、労働時間なんてバンバン減らしても良いのですが・・・。一昨日に説明した、精勤手当の削減に続いての削減です。まあ、精勤手当は国とは関係ありませんが(笑)。


稼ぎたい方が、働き詰めて過労で倒れる事を考えたら、今回の改革は必要な措置かも知れません。でも、こうやって働きたい人・・・いやっ、働かざるを得ない人を苦しめる措置みたいで、なんかモヤモヤ感が残ってしまいます。こうやって、負のスパイラルみたいに陥って、益々運転手不足に拍車がかかるのでしょうか?路線バス業界の未来、ホントどうなって行くのでしょうかねえ。