おはようございます☀️
今日は、休日出勤です。休日出勤専用の、３６系統を担当します。６時２８分出勤で２０時１８分退勤です。労働時間は１３時間５０分ですので、１２時間５０分が休日出勤手当として計上されます。また、運行するだけで計上される休日出勤手当が１時間２０分あります。休憩は３回で、合計３時間３２分あります。走行は１６８キロです。
今日から、新たな４日間勤務が始まります。先日までの６連勤は、激動の６日間でした(笑)。でも、多くのファンの皆様のお陰で、問題は解決できたと思います。解決というか、会社側が全面降伏しただけですけどね(笑)。別に私は、会社と対立・対決しようとは思っていません。大人しく会社からの指示に従って運行していたら、自然とお互いに信頼関係が成り立つと思っていますので。しかし、先日のように各運転手を守りもせずに、突き放すような行動を取られれば話は別です。一旦はひれ伏して、従うように見せかけて、しっかり周りを固めて立ち上がりました。俗にいう
計画的犯行で立ち向かった
のです(笑)。実は、我が社を含めた多くの路線バス会社には
労働組合が存在
しているのです。勿論、無い会社もありますがね。
私が今まで勤務した会社には、労働組合なんて在りませんでした。そう、全く馴染みのない存在でした。労働組合なんて、中学校か高校の授業で学んた程度の知識、いやいや、組織の名前しか知らないんです。入社した時は、会社から労働組合について何等説明は受けませんでした。そらあ、そうですよね。どちらか言えば、会社とバトルする側の組織なんですから。ですので、労働組合が在ることを知ったのは、指導乗務員との路上研修の時でした。そして、全員が所属しないといけないってな理由で、労働組合に加入したのです。で、労働組合の役割って
春闘の時に
賃上げ交渉するだけ
と思ってたのですが、それは私の勘違いでした(笑)。そう、違うんです。実は、それ以外にも
我々運転手が
働きやすくする為に
会社側と交渉
してくれるのです。休憩所に新しいエアコン設置して欲しいとか、夜間早朝時に暗くて見えにくいバス停に電灯を敷設して欲しいなど、小さな事から大きな事まで交渉してくれるのです。会社側が応えるか否かは別として、労働組合の役員さんが運転手側の代表として交渉してくれるのです。役員さん達も路線バス運転手ですので、我々の気持ちを十分理解してくれています。
今回の苦情の件ですが、私は全く納得できませんでしたので、助役に指示を受けた後すぐに労働組合の役員さんの一人に相談しました。このまま進むと
「全く働きやすい環境では無くなる」
と思いましたのでね。で、その時に翌日に運行する予定の、例の苦情が入った路線では、お客様向けに駅を出発した直後に経緯を説明した上で
必要最低限の
アナウンスで運行
することを報告
し、役員さんからも
何かが起こっても
組合側が全面的に守る
と約束されたのです。この後押しが貰えましたので、何の気兼ねもなく運行し、偶然にもファンの方々のハートを掴めたのです。
そしてその翌日、相談に乗って頂いた役員さんが私の出勤時刻に合わせて事務所に来てくれて
所長を筆頭に助役たちに抗議
してくれたのです。「猛抗議」って言った方が良いかもしれないほど、もうボロカスに言ってまして
「ああ、こうやって運転手の事を守ってくれるんだ」
って分かりました。
「お前らが運転手を守らずに客の言いなりになってるから、この５年間で会社全体で５４人も運転手が辞めて行ったんだぞ！みんな給料の問題で辞めたん違うぞ！お前らが客から運転手を守らないっていう、中途半端な態度に呆れて辞めたって事、いい加減理解しろ！」
我が社には名ばかりではなく、闘う労働組合が在るのです。この役員さんからのボロカス的な猛抗議と、多くのファンの方から頂いた抗議の連絡のお陰で、バトルはノーサイドとなったのです。でも、本当なら労働組合が出てくる前に、ファンの抗議の連絡が入る前に、静かに解決できるのが一番ですよね？相手の気持ちを汲む思いやりが欠けているから、大問題へと繋がったのです。今回の問題が終わっても、会社側の意識が欠如し続ければ、また全く同じ問題が起こるでしょうね。そうなったら・・・またバトルを楽しみますね(笑)。