【強いチームの作り方 第34回】
先日、お昼を食べようとマクドナルドへ行きました。
何を食べようかメニューを見ていると・・・
あれ?セットメニューの値段しか出ていない
セットで販売するのは戦略ですが、
以前のように単品価格表示がされているとOBとしても安心して頼めます
戦略の押し売りは、
いかがなものかと思いました
今回のテーマーは
『指示を出し続ける店長、考えることをトレーニングする店長』
店長のトレーニングスキルというと
「店でオペレーション(調理や接客)を教えて短期間に作業員を育てること」
という解釈が多いのですが、
本当にそうでしょうか?
あるトレーニングが得意だと自負する店長で、
結果を出せない人はたくさんいます。
同じ職場で働く人を自分の手足として働かせるのか、
知恵袋(脳)+手足として一緒に働くのかでは、
結果が違ってくるのです。
「P/Aは問題意識が低いから、
気の利いたアイデアは出てこない。
自分で考えた方がいい」
という店長は、
問題意識を共有するスキルがないのです。
スタッフの問題意識が低いのは、
問題を共有できていない店長の責任です。
新人スタッフのトレーニングが始まりますが、
「モップがけしてください」
と指示を出す前に、
「床がいつも汚れているのだけど、
あなたがお客さまだったらどう思う」
と聞いてみましょう。
中には
「僕が客なら、
あのぐらいの汚れは気にしません」
なんて言うスタッフもいるでしょうが、
そのときは
「店長としてはこうしてほしいんだよ」
と伝える。
これの繰り返しの中で、
あなたと同じレベルで問題を感じて、
改善しようとするスタッフが育っていくのです。
発行元 ㈱商業界 従業員満足の強化書