7月に『聴く会』でコンサートをすることになった。
メンバーのお姉さま方に可愛がっていただき、これまではただ楽しむ側だった。「お手伝いします」と言いつつも、当日早めに差し入れを持って行くのが私の“お手伝い”。あとはリハーサルを楽しみ、コンサートを楽しみ、反省会というか打ち上げに参加して「良かった~♪幸せ~♪♪」と笑っていた。
ところがメンバーの高齢化が進み、ある方はもう思うように動けないと弱音をはき、ある人は自分は元気だがご家族が病気でなかなか時間がとれないとため息をつく。記憶力に不安を感じる方もいる。
これまでの恩返しができるかしらと、とりあえずチラシとチケット、パンフレット作りに挑戦することにした。
TARA BLANCAの期間限定ショップ、目を瞑って通りすぎるつもりだったのに、つい足をとめてしまったのだ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240408/20/ibori3726701/71/31/j/o0810108015423314753.jpg?caw=800)
音の噛み合い、掛け合いがクリアに聴こえたからかもしれない。
ホールの収容人数が少ないことも幸いしたと思う。時々イナバウアーのように背を反らすヴァイオリンの山下さん、(椅子から滑り落ちるのではないかとドキドキした)「今日は椅子にトランポリンが仕込んである」と自ら表現したチェロの宇野さんの大熱演を受けてたつヴィオラ。だが、競いあうのでなく、がっちり噛み合う感じ。歯車みたいに。
「絶対近くの席で聴いて」と耳打ちしてくれたプリティママンのスタッフ。ありがとう。以前、違うホールでこの日と同じメンバーの演奏を聴いた彼女の「みんなにも聴いてほしい」という思いが実ったコンサート。
そのほとばしる情熱で、彼女は石田組を招くことも実現させた。先行予約のできる後援会の入会を募るコーナーが作られていた。
今年の12月!
全客席400にも満たないこのホールで、組長の演奏!なんて贅沢なこと。その迫力を想像すると、今からワクワクする。