8月11日の山の日から15日までお休み。

長期の休みの前は、検査結果の判定を急ぐ。

例えば、胸部X線写真。画像関係は単独での判断ではなく、第一読影のあと、人を変えて第二読影を行う。1人が異常なしとしても、もう1人が所見ありとすれば、所見ありとして返却する。第一読影者が受診を急いだほうが良いと判断した場合は、第二読影を待たず、すぐに受診者に連絡する。

 

異常がなくても、結果返却は早い方が良い。お休みというブランクがあるわけだから、休み明けには第二読影ができる状態にしておいたほうが良い。のんびりできない。とりあえずできることは急いでやるのだ。

 

9日(昨日)の午後。

「ファースト(第一読影)を私がやるから、未読影のものにはとりあえず目を通したいのだけど。」

と、担当の技師さんに言った。

「いやー、休み明けにH先生に頼もうかと。」

「H先生をセカンド(第二読影)にしたら、休み明けすぐに結果ができるじゃない。」

彼はぐずぐずしている。

「とりあえず今日の館内の分をお願いします。」とだけ言われた。

他の読影を誰に任せるか、彼なりに予定を組んでいるらしいが、私はそんな悠長なのは嫌なのだ。

 

10日(今日)。午前中。

「読む分、ないの?今なら時間あるんだけど。」

と彼に聞く。

「うーん、じゃあ、お言葉に甘えます。とりあえず昨日の教職員健診の分をいいですか?」

「はい、どうぞ。」

81枚。

 

「至急対応しなきゃいけないものがあったら、今日のうちにしなきゃいけないでしょ?明日から休みだよ。」

至急対応の連絡をするのは彼の役目である。そして連絡がつくまで拘束される。

我が身に火の粉がふりかかる。それを回避するためには、できることは早くやったほうがが良いということにやっと気づいたようだ。

「あのー、昨日の館外のもいいですか?」

64枚。

 

しばらくして。

「お言葉に甘えて、今日の午前中の館内のも読んでいただけますか?」

49枚。

 

もう足し算する気にもならない。

他の仕事をしようと思っていた時間がなくなってしまった。昼休み返上の事態に。

 

お言葉に甘えすぎだろう!!

それより何より、煮え切らない態度をとらずに、昨日の分は昨日のうちに頼め!!