大掃除をしてたら、
学生時代のスケッチブックを発見!
今回のは、
タイの農村調査に1ヶ月行った時に、描いたもの。
ホームステイ先のタイの家族が、本当によくしてくださるのに、
あまり言葉がわからず、すごい迷惑をかけてしまってる。
疲れさせてしまっている。
と、悩んでる時期があった。
そんなとき、
タイの家族に感謝していることを伝えたい。
村も、自然も、みんなといられる時間が大好きなことを伝えたい。
そんな想いが湧いてきて、自分に今できることを精一杯やろう!
と、絵を描くことにした。
その時訪れた、
タイ北部にある、チェンダオという農村は、
タイで三番目に高い山が村の中心にある。
主要道路の周りには、
屋台や学校が立ち並ぶが、それ以外はうっそうとした木々で覆いつくされている。
裸足で駆け回る子供たち。野良犬や、水牛がのらりくらりと1日を過ごし、とてもノンビリした空気が漂っていた。
近所にある小さな市場にゆくと、
寝そべりながら店番をしているオバチャンの前には、
色とりどりの野菜や果物。
驚いたのが、
常温の中、何も冷やさずに、肉や魚、卵がそのまま並べられていたこと。
しかも、肉の周りには蝿が元気よく飛び回っている。
これには正直驚いたが、
その肉を食べてもなんともならなかったので、
すぐにカルチャーショックは収まった。
そう言えば、
畜産実習をした時に、
卵は30度位の常温でも1ヶ月大丈夫。だけど、出荷するときは2週間位で明記してる。
と、聞いたことを思い出し、安心した。
早朝は、家のひとと、
そんな市場や、パチモンがたくさんある朝一にゆくのが本当に楽しみだった。
村の人達は、主に畑作か稲の仕事をしている。
見ず知らずの日本人にも良くしてくれ、
気にせずタイ語でどんどん話しかけてくれたのが嬉しかった。
次第に日常会話が話せるようになってきた。
(のだが、聞き間違えているのにそのまま会話してたら、後の誘拐事件に繋がる)
根負けせずに言葉を教えてくれるタイのお母さん。
村の人達は、イキイキしていて、笑顔が輝いている。
本当に優しくて大好き。
そんな事を想いながら、 まだヒンヤリする朝もやの中、
眠い目をこすりながら、 想いをこめて描いた。
描きあげた位に、
お母さんが起きてきた。
私『オハヨウ、コレ、ミテ』
片言のタイ語で話しかける。
お母さん『マァ!キレイネ!キレイネ!』
と、喜んでくれた。
前日の夜に、
タイ語張を引っ張りだし、書いた手紙を読む。
私『イツモアリガトウ。
アタシ、タイ・ムラ・タイゴハン、
オカアサン、ダイスキトテモ。
タイ語、話セマセン、
ゴメン、悪イ、
ワタシ、タイ語ガンバル!
オカアサン、優シイ、
ワタシ感謝、アリガトウゴザイマス』
たどたどしいタイ語だったが、
お母さんには伝わったようで、とてもとても喜んでくれて、
気持ちが伝わったことが、うれしくてうれしくて、涙がポロポロこぼれたら、
ギュッて抱きしめてくれた。
その時、強く思った。
今まで、言葉が出来ないって逃げてたけど、
自分に足りなかったのは、『想いを相手に伝えようとする気持ち』だったんだ。
言葉は、想いを伝える方法の一つなだけで、
その気になれば、どんな方法でも表現できるってこと。
そして、
気持ちを伝えることで、
自分の大好きなひと達と、
嬉しいとか、楽しいとか、色んな幸せを共有できる喜びを感じた。
その一件依頼、
それまでお互い気をつかっていた壁が崩れた感じで、
お母さんは、
私が家事を手伝いしてる時に、熱心にタイ語やタイ料理を教えてくれた。
自分も覚えたい。
伝えたい。
という気持ちが必死になってきたので、
最後の方には、辞書なしでも簡単な日常会話が出来るようになりうれしかった。
今では、
私の娘が言葉を覚えようと頑張ってる。
オハヨ―
パパー
と、うまく話せ、私たちが反応すると、
満面の笑みでキャッキャ笑いかえしてくる。
娘はどんなこと思ってるんだろう。
楽しみだなぁ。
