ヘモリンドを買おうと決めた。

 

しかし、どのドラックストアに行こうとも、歩いて10分くらいはかかってしまう。

私は、自分のお尻を見つめ、「そんなに耐えることができない。」と思った。

 

なのでお尻を絶対サドルにつかないように浮かせ、立ち漕ぎで全速力でミニチャを回し、ドラッグストアまで行った。

 

 

おそらく、皆さんにも伝わると思うのだが、

時々、急ぐときに立ち漕ぎをする人はみるが「乗るとき〜降りる時まで100%立ち漕ぎ」で自転車に乗っている人はそうそういない。

 

すれ違う、平日に日向ぼっこをしているおじさんに「!?」みたいな顔をされながらじっと見られた。

 

おそらく「100%立ち漕ぎ」の私は、変だったのだと思う。

 

 

しかし、他人にどう思われようが、私は早く!一刻も早く、ヘモリンドを手に入れたかった。

 

”表面につける薬が効かないのであれば、中から攻めるしかない。”

 

すごい血相でドラックストアに向かい、無事にヘモリンドをゲットした。

 

 

家に帰り、通常の2回分のヘモリンドを飲んだ。

 

 

飲んだというよりヘモリンドは舌の裏の神経から直接肛門にアプローチする薬とのことなので必死に錠剤を口の中で溶かして、舌の裏に染み渡るようにした。

 

それがおそらく午前10〜11時くらいの出来事だったと思う。

 

このヘモリンドの効果なのかわからないが14時くらいにはすこ〜〜〜〜しだけお尻の腫れが引いてきて、いよいよ私は「病院へ行こう」と決心したのである。