環礁づくし・夢魔 | 麦茶(日々の暮らし、心)

麦茶(日々の暮らし、心)

今はアラビア半島で生活中です。

息子の幼稚園の学期間休みに合わせて先週末に3泊5日で初めてモルジブに行ってきました。
夜ジッダ発のスリランカン航空でコロンボ経由でマレへ。
空港に降り立つと、何とも懐かしい、南国特有の蒸し暑さ。

 


そして、マレからは海面離発着のプロペラ機(Seaplane、飛行艇)で30分程西へ飛びBaa環礁のReethi Resortという島へ。
ウェブサイトは↓
http://www.reethibeach.com

桟橋の下には、風呂のように透明な水が広がります。
たった100kmちょいしか離れていないのに、なぜかマレと時差が1時間あります。
マレはGMT +5 hoursで、ReethiはGMT +4 hoursです。
しかも、スリランカはGMT +5.5 hoursなので、三回時計の針を調整する必要があるので大変です。
もしかしたら、モルジブはイスラム教徒が大多数なので、昼のお祈りの時間をできるだけ時計の正午付近に合わせたいのかも知れませんね。


それにしても、移動だけで結構くたくた。
やっぱり距離以上に遠い国です。
そして、息子は発熱。
幸いクリニックもあるリゾートだったので、抗生物質で一日で回復。
俺は俺で、初日に浜辺で足を踏み外し、軽く右ももが肉離れ。
踏んだり蹴ったりのスタートですが、海が本当に美しく感動します。
ドロップオフまで浜辺から100mくらいか、案外近くて、魚も多く、一日中シュノーケルしていても飽きません。
波の音を聞きながら読書も贅沢なひと時です。

ドイツ人が経営するリゾートだからか、細かいところまでサービスが行き届いていて、また時間にきっかりしているのが特徴的です。
リゾートや宿泊プランの詳細が不明瞭な点なくガイダンスに書かれているのもドイツっぽい。
客層はドイツ、フランス、ロシアなどヨーロッパ圏中心で、リタイア世代が多い印象でしたが、子供連れが少ないのは学校があるからでしょう。
(うちの息子はアラビアのローカル幼稚園ですので、学期分けがサウジ式)
うち以外はアジア系宿泊客はおらず、またアラブ人もあまり見られませんでした。
観光客の国籍分布は島によってだいぶ異なりそうで、面白いです。

海の中の写真をいくつか。

 

 


毎日夕方にエイの餌付けが行われています。
エイはかなり動きが鈍く、餌も他の小さな魚たちに奪われてしまうので、生存競争に勝ち残っていけるのか心配になります。


アラビア海に沈む夕日。


ちょっと早いが家族で妻の誕生パーティもやりました。
苺とベリーの日本っぽい生クリームケーキをサプライズ段取りしておきました。
生クリームのケーキは海外では一般的ではないので、出来上がりが心配でしたが、美味しく頂けました。


しかし、三泊はちょっと短すぎたなぁ、、。
五泊くらいはしたかったかも。
夫婦年老いたら、今度また、ゆっくりと過ごしてみたいです、モルジブ。
四月からはリヤドからマレへのサウジアラビア航空の直行便が就航するそうで、サウジからはだいぶ近くなりますね。

政治的にはクーデターや大統領爆殺未遂など不安な側面もあります。
人権派弁護士のアマル・クルーニーが前大統領の釈放に尽力するなど最近ニュースでやってました。
マレのように素通りされそうな時事です。
右から左に書くディベヒ文字もアラビア文字の遠い親戚っぽい形で興味深い。

さて、サウジに帰国してみると、まずたばこが突然値上がりしていることに驚き、ロシアがシリアから撤退を決めたことに超驚きました。
そして、今日は今年一番の猛烈な砂嵐で窒息しそうです。
サウジ生活の仕上げを進めていきます。


コロンボの空港で飲んだEGBなる生姜汁入りジンジャーエールが超美味かったのでメモ。