デリバリー | 麦茶(日々の暮らし、心)

麦茶(日々の暮らし、心)

今はアラビア半島で生活中です。

今日はラービグはダストストームには至らないものの、かなり強烈な砂嵐でした。
ジッダではかなりの雨が降ったようで、北部郊外のワジは鉄砲水になったらしい。

さて、日本と同じ島国で議員内閣制の国、イギリス。
ラジオを聴きながら、この国の政治家の演説や国会論戦は本当にアツいなと感心します。(シリア空爆是非の国会での激論然り)
最近は、イギリスはEUに残るか出るかで国民投票にかけようとしているところです。
ところで、キャメロン首相の主張はいつも勇ましくないのだけれど、何故か台詞が凄く格好良く、英語の表現の勉強になります。

キャメロン首相(保守党)はEUに残るべきとの立場で、単一の自由貿易圏へのフルアクセスによる経済的効果と安全保障上の利点を力説しており、先のブリュッセルでの交渉結果からEU改革案でより豊かになれると主張しています。
労働党のEU離脱の主張に対してはリスクの不確かさから"leap in the dark"と表現していました。
一方、労働党のある議員のEU離脱の主張では、ヨーロッパを縮小する小さな世界と言い、イギリスのプライドだの、イギリスの本能だの、コモンウェルスとの協力強化だの、何だかちょっと観念的な気がしました。
どういう結果であろうと俺は大丈夫なはずですが、キャメロン首相の国民に対する次の呼びかけが格好良い。

You will decide.
And whatever your decision, I will do my best to deliver it.

いやはや、移住したくなります。
移住といえば、気になったサウジのニュースをば。

http://english.alarabiya.net/en/life-style/travel-and-tourism/2016/02/22/A-Saudi-lawmaker-Why-a-million-Saudis-left-their-country-.html

サウジのサダカ・フェゼル議員が外国永住サウジ人の増加に警鐘。
その数は人口の5%の100万人に及ぶ。
彼は外務省にこの現象と原因を調査するように求めた。
また、セキュリティや社会の脅威となる前に(分かるようで分からんが、いわゆる遠距離ナショナリズムのことか?)、彼らの権利を保護し、この大量出国に至った彼らの問題を解決するため、彼らとのコミュニケーションをも求めた。
殆どは、投資目的でUAE、レバノン、モロッコに加え、エジプト、イギリス、アメリカに住んでいるとのこと。