(Ⅶ) 文化活動(31)

 詩集には愛国的な詩が集められ、今になって思えば非常に軟弱、無邪気な詩文だった。しかしそれらは、彼が暗誦していたちょっとした詩よりも優れていたため、彼は文学的な傑作と考えた。

 「歩め、我が息子よ、偉人の道を、

 そして高潔な慣習を身に着けよ」。

あるいは、

 「人を思いやれば、彼らの心をとらえるであろう、

 なぜなら、知られるように、人は優しさの虜となるからだ」。

あるいは、

 「ズル・アスバア・アルアドワニは、息子に助言した、

 『金を取得してそれを増やせよ。

 富は高貴な行為の手段、運命に対抗する支援、

 そして負債に対抗する力であるから。

 それは同様にして、兄弟との交友の目標、

 そして運命の変転に備える支援者であるから』」。

そのような言葉は実際、彼にとって何も意味しなかった。彼が暗誦した単なる言葉にしかすぎなかった。