洞穴の人びとの物語(2)

 イブン・アッバースからイクリマに、イクリマからスィマークに、スィマークからイスラーイールに、イスラーイールからアブドッ・ラハマーンに、アブドッ・ラハマーンからイブン・バシュシャールに伝えられたところによれば、「わずかの人を除いて、彼らのことを知っている者はいない」(一八章二二節)という啓示について、(イブン・アッバースは語った)「私はそのわずかの人の一人である。彼らは七人だった」。

 カターダからサイードに、サイードからヤズィードに、ヤズィードからビシュルに伝えられたところによれば、イブン・アッバースは、「私は神が例外とされたわずかの人の一人である。彼らは七人だった。彼らの犬を入れれば八になる」、と語っていた。