彼女に出会ったのは

        中学1年の時

        同じクラスで、もう一人の3人とでよく遊んだ


        高校は別々だったけど(私以外の二人は一緒)

        よく彼女の家に泊まって

        夜遊びしたり、テスト勉強したり、、、、


        性格はお互い正反対で

        彼女は「嫌なものはイヤ、我慢なんてしない」

        私はどちらかというと、人に合わせるほうで

        多少のことは、先の事を考えると我慢してしまうほう


        そして彼女は「女」が好きではなく 

        友達も少なかった

        その代わりにと言っては何だが

        生まれ持っての「恋愛体質」で

        彼氏は常にいたように思う


        で、

        私の夫は独身の頃、

        彼女が勤めている会社に出入りをしていて

        「花嫁募集中」の彼に私を紹介されたのだ


        そして私達の結婚式も近くなった頃、

        その時既婚者だった彼女は、ご主人をほっぽって

        「家出」をした・・・・

        周りの誰にも行き先を告げずに・・・・


        それから10年くらいたってから

        突然連絡があり、三人で会ったことがある

        そして又消息不明になり

        私の夫が亡くなった事を知らせる術もなかった

        でも時がたつにつれ、

        「彼女に知らせなければ」という思いが強くなり

        夫が亡くなって7年後の去年

        半分奇跡に近い形で彼女と連絡がとれ

        遠方に住んでいる彼女の元へ

        もう一人の友達と会いに行ったのだ

        実に15年ぶりに


        彼女はとても喜んでくれて

        それからもたまにメールの交換をしたり

        「又こっちに来て!」と何度も催促されたり


        が

        先日の突然の電話・・・・・

        もともと、自分の事はさておいて

        人に対して「正論」をかざし、説教をする

        事が多い彼女の口から

        まさか「お金を貸して」なんて言葉がでるとは

        夢にも思わなかった


        彼女曰く

        そのお金は自分が使うのではなく

        パートナーの息子に、パートナーに内緒で

        貸してあげたいからと、、、、、

        自分が貸すと、お金を下ろしたことが

        必ずパートナーにわかってしまうので

        それができないからと、、、、


        「手元にそんなお金はない」と断ると

        「じゃぁ、カードで借りて!もちろん金利は払うから」

        と言われ、ますます私の頭はヒートアップした爆弾

        「ぬぁにぃ~!!!何で私が赤の他人のために

        カードに手をつけなあかんのじゃぁ-----」と

        心で思いました(気ぃ小さ)


        表面上は穏やかに話しをしたけど

        「もうこれで終わりだな、、、、、」と思いながら

        ケータイのボタンを押したのさNG  




        去年、彼女に会いに行く時

        もう一人の友達のご主人が

        「自分から去って行って連絡を取らなかったんだから

        会わんほうがいいんじゃない?」      

        と言った言葉が、今では重く響きます