組合新聞2010年7月号の一部を紹介します。
研修生の入国)
6月16日に、中国より新しい研修生11名が来日しました。
皆さんやる気満々で頼もしい限りです。(詳細は末尾に)
中国経済事情(元切り上げを巡る)
日本は参議院選挙と6月26日からのG20。これに先駆け、元の切り上げ発表とは何とも忙しい今日この頃です。日本の景気も掛け声ばかりではなく早く良くなって欲しいものです。
参議院選挙)
7月11日の参議院議員選挙ですが、皆さんは誰に投票されますか?
鳩山総理・小沢幹事長が辞任し菅総理大臣が生まれたことにより、民主党への国民の支持率は大きく上がったと報道されています。期待を裏切るあまりにも酷い内閣であったことは間違いのない事実です。
今回の選挙は知名度だけを頼りに、全くのド素人を候補者に仕立て『人気投票』している感があります。素人が悪いわけではありません。『数を多く集めればよい』、『数は力』だけが選挙なのでしょうか。
こんなことで、日本国の行く先は大丈夫なのかと不安になるのは私だけでしょうか。
日本の国が良くなるのであれば誰もが少しは辛抱をします。しかし近頃では誰もが短絡的というか、近い利益を求めがちのような気がします。
例えば、子供手当て等の直接的にお金をくれる事はうれしいと言い、これが借金(国債)で将来にツケが回ってくることがあっても、このことを考えないで良いのでしょうか?
古き良き時代の『武士道精神』はどこに行ってしまったのでしょうか。
「武士は食わねど高楊枝」「我慢しましょう、勝つまでは」などという言い回しは、今は昔のことです。
学校の先生は、自分のことばかり考え、生徒のことは放っている。
生徒の将来を考え自分を犠牲にして体罰を加えるくらい「熱血感あふれる先生」なんて皆無であります。現に北海道の「北教組(北海道教職員組合)」は、教師の権益ばかりを追い求めて選挙違反までやっています。世界で最低の教育をし、戦後最低の首相を出してしまったのも、日教組であるといっても過言ではありません。
サラリーマンは、自分のことばかりで、「社会のことなんて上の空」です。前にも書きましたが、最低賃金を時間給1000円にするのに同調し、給料が高い方が良く、休みは多い方が良いと言っています。それなら時給1万円にし、休みが欲しいなら365日休みにすれば良いのです。
しかし、そうなれば結果はどうなるかは誰もがわかります。これを裏返すと、「会社はどうでも良く、私にお金と休みをくれれば良い」ということになり兼ねません。
会社が儲からないと働く場所やチャンスすら無いはずなのに、我慢して会社が儲かるようにした後に報酬を貰おうなんて精神はどこに行ってしまったのでしょうか。
また、官僚は官僚だけの世界をつくり、一般人が入っていく余地がないような特殊法人、沢山の天下り法人をつくり、法律・政令・行政指導などでこれらに仕事を振り分けているという現状です。
現在の国家の収入で、現在の公務員を雇っただけの人件費で、収支がトントンです。特に官僚と言われる人は、 昔のように「天下、国家のことを真剣に考える」ことは、まったく期待できません。
民間の人たちは分からず、「お上」(官僚がつくった特殊法人)の言う通りにしなければ仕事が出来ない。特殊法人は、私たちや会社に本当の意味で何か援助してくれたことがあるでしょうか。
このように考えていくと、日本の行く末を真面目に考えている政治家がいるのかどうか疑問を持たざるを得ません。世論は菅新総理大臣に期待をしているようですが、民主党は政治資金問題など全く説明をしておらず、頭がすげ替わっただけです。これが果たして開かれた党と自負してきたはずの政党なのでしょうか。民主党は財政の政策も、普天間基地問題も、日教組を筆頭とする労組依存型であることに変わりありません。今度の選挙では、少なくとも次の世代がより良いものとなることを願う本当の政治家を選んで欲しいものです。
中国不動産事情)
中国の不動産はいったいどの程度高騰してきたのでしょうか?
2010年の主要な都市の新築物件価格は前年同月比15.4%上昇しています。又そのペースは加速していると言われています。中国政府は過熱気味の市況を沈静化するため、4月中旬に打ち出した政策は、2軒目の住宅購入の際、頭金を50%以上に引き上げ、3軒目以降のローンを一時停止するなどの措置を講じました。この結果、新築・中古を問わず取引が75%から90%激減しています。
しかし奇妙なことに不動産業者とこれを買おうとする客は、「我慢比べ」と考えているようです。
業者は毎年「抑制策を出し」、客は「下がるまで待っている」と言います。「いずれ規制はなくなるだろう」と言うのが中国人の一般的見方です。
中国の食文化:『外食産業花盛り』
中国ではファーストフードをはじめ、火鍋が大人気です。特にファーストフードでは、何と言っても1番は『ケンタッキーフライドチキン(中国語で肯徳基)』。2番目は『小肥羊』。マクドナルド(中国語で麦富労)よりケンタッキーの方が、人気があるようです。
小肥羊はラム肉を二種類のスープ(白湯・麻辣)でしゃぶしゃぶ風に食べます。ちなみに日本でも渋谷・赤坂・新宿・関内・大宮・札幌などに系列店があるそうです。流行っている理由は味もさることながら、中国には無いサービス、「味はいかがでしょうか」「火加減を調節しましょうか」などの心遣いがあることが理由の一つのようです。
また田舎料理(例えば雲南料理)なども人気が出ているとのことです。食に関しては、今後このような大規模な外食産業と一般的な飲食業が再編されることが予想されます。
各国の違いに関するおもしろ話:『青い猫』
ある大金持ちの人がいました。
ある時、何か面白いものがないか考え、自分が飼っていた猫のことを思い出し、「この猫が青い猫だったら楽しいかもしれない」と思いつきました。
世界各国の人々に「もしも青い猫を私に見せてくれたら1000万ドルの賞金を与えましょう」と提案したところ、
イギリス人は、そんな猫いるのかどうか議論に議論を重ねました。
ドイツ人は、そんな猫がいるのかどうか図書館へ行って文献を調べました。
アメリカ人は、軍を出動させ世界中に派遣して探し回りました。
日本人は、品種改良の研究を昼夜問わず重ねて青い猫をつくりました。
中国人は、青いペンキを買いに走りました。
つづく・・・
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記:国際ビジネス情報協同組合 新聞編集部