組合新聞2010年9月号の一部を紹介します。
今回の尖閣諸島沖での事件を機会として、「日本人としてのものの考え方」「政治がどうあるべきか」「戦後の日本の教育はこれでよかったのか」「よき伝統は守られているのか」「なぜ国を守らなければいけないか」「日本人としてのアイデンティティとは」など、改めて考える必要があります。
組合では、10月8日から18日まで面接会と送出し機関側との監理方法の打ち合わせで中国青島へ行きます。10月の面接会については既に締め切らせて頂きましたが、11月の面接会をご希望される場合はお早めにお願い致します。
また、実習生の受入国として中国だけではなく、ベトナムやカンボジアを調査中ですが、現在の状況では危険が大き過ぎるとの情報が多くあります。一番の理由としては『失踪率』が高いことです。
この問題を出来る限りクリアすべく、多くの送出し機関を訪問し改善策を模索していく所存でございます。
バカ殿出現!!
サムライの心を大事にしてきた伝統のある日本国に「バカ殿」が出現しました。
そのお殿様は馬鹿で、家老も馬鹿で民衆の言うことには耳をかしません。国で一番大切なことは「領土を守る」ことです。自分の領地内で起きたことも、隣国から恫喝されれば「すみません、あなたの言うとおりです」「言うとおりにしましょう。」またその領土を遠い国の殿に、「私の国を守ってください」とお願いしていますが聞いてくれません。絵に描いたような「バカ殿」そのものです。
その上、相手国から「慰謝料よこせ」なんて言われて、ようやくこれではいけない、慰謝料はだめですよなんて・・・バカにつける薬はありませんか?
さて、このバカ殿は誰でしょうか?この国はどうなるのでしょうか?
何かしら豊臣と徳川との戦い(大阪城陥落)とよく似ていますね。
尖閣諸島の沖で発生した事件
あらまし)
9月7日、尖閣諸島沖に日本の領海内において、魚網を入れようとした中国漁船に対し海上保安庁の巡視船「よなくに」は、領海から立ち去るよう警告したが漁船は「よなくに」に接触して逃走した。海保は漁業法に基づく立ち入り検査を行おうと無線などで再三にわたり停船を呼びかけたが、漁船は逃走を続け、さらに別の巡視船「みずき」に船体を衝突させた。
これが意図的な海上保安官の立ち入り検査妨害だとして公務執行妨害容疑で漁船船長は逮捕されました。日本の海上保安庁では船長と乗組員を逮捕しましたが、現在は乗組員及び船舶を中国に返還しています。
公務執行妨害で起訴すべく勾留されるはずの期限は29日までありました。
中国政府)
中国政府はこれに反発し、温家宝首相は即時無条件釈放を求め、駐中国大使への抗議、大使館へのデモ、閣僚級の会談、スポーツ・旅行や文化交流の停止、ガス田開発の交渉中断、レアアースの日本への輸出停止(?)などありとあらゆる恫喝、嫌がらせをしてきています。
その意図は、目的は?
1.直接的には、船長を無条件で保釈する・・・これは直接的
2.周辺地域で既成の事実を作り、これを積み重ね尖閣列島を実行支配していこうとしている
日本政府)
「冷静に対応する」(菅総理)と言って何もしない。何もしないのは、「冷静と言うことらしい」これが日本政府のやり方です。何かしたとしたなら、何も救ってくれないことは分かっていてもオバマ大統領に「日米の安保は尖閣諸島を含む」と認めさせただけです。
論評)
今回の事件ではっきりと分かったことは、中国の一方的な強圧的な態度であり、この目的は海洋における主権の拡大にあることは明らかであります。
加えて、日本政府の対応は説明もしないし、ビデオも見せない。増してや領海内なんて世界にアピールしていない。中国の出方を見ているだけであります。
永い間の「謝り外交」がこのような問題を引き起こしたといっても過言ではありません。当然、今回の問題は「冷静に対応」しなければならないでしょうが、「毅然たる」態度で「はっきりと日本の考え方を主張する」ことは必要です。
東南アジアでは)
南沙諸島では、大油田がん発見されたが、中国・ベトナム・マレーシア・台湾・フィリッピンなど国境が入り組んでおり、しかも海運の通常のルート(シーレーン)でもあります。
中国は、この海域でも軍事施設を造り、一方的に領有権を主張していいます。
東南アジア諸国では、このような中国の強硬な姿勢に対し苦々しい思いをしていると同時に、「尖閣諸島の問題」に日本政府が如何に解決するかに注目していました。
交渉ごと(対中国・中国人)
中国との交渉とは、日本人として、次の諸点を考慮して行わなければなりません。
①中国、中国人は、交渉が崖の淵に立たされるまでは、交渉ではない。
これまでは相手の腹の探りあいである。・・・前哨戦
②危険負担を避けるため、必ず代替のものを有していなければならない。
例えば取引先は、1社だけでなく、数社が必ず必要である。
③相手の望みどおり以上のことをしなければならないことを心に留めなければならない。
④はっきりと自身(日本側)の主張をしなければなりません。
日本の「あ・・ん」は全く通用しません。
⑤針小棒大に相手が言ってくるが、これを気にしてはならない。
例:白髪三千尺、駿馬1日千里走る、南京大虐殺(30万人・・その時の人口20万人)
まだまだありますが、これが、日中の交渉ごとに大切です。だからと言って、悪意を持って接するべきではありません、「交渉」なのです。
これを書いている最中に「那覇地検が24日、尖閣諸島近くの日本の領海で操業し、海上保安庁の巡視船に自船をぶつけたなどで逮捕された中国人の船長を「処分保留」で釈放すると発表があったとのニュースが飛び込んできました。」
世界、東南アジア諸国は)
世界各国、特に東南アジアが見ている中、この弱腰と日本国としての意識の欠如、日本政府は本当にバカなことをしたものです。これによって、中国は尖閣列島への漁業などへの実績、事件を積み重ね、実行支配していこうと考えていることは、間違いありません。
また次に、中国の漁船が入ってきたらどう対処するのか、バカも休み休みにしてほしいものです・・・きっと必ず来る。
領有権を犯されても、「謝っている」、「日本人の日本人たる誇り、死んでも守らなければならないものもある」「武士、侍の心」は何処に行ってしまったのでしょうか?
そればかりでなく、世界に対する日本への信頼が揺らいでしまいました。
何を血迷っているのだ、まだ懲りもなく「謝り外交」を続けて、間違っていても、間違っていなくても「謝ればいい」と言うものでない。はっきりと日本の主張をしなければならない。何でも国益に反するなどと言って誤魔化たり、相手は「日本の弱腰につけはいってくる兵(つわもの)です」国において一番大切なことは「領土を守ること」です。
これは石原自民党幹事長の弁を待たなくても、「歴史に残る大失態」であり、検察が「政治的判断」をするなど、全く言語道断、バカも休み休みにしてほしいものです。この内閣は、万死に値する「バカ内閣」で、こんな人たちは「売国奴」と言われても仕方がありません。「恫喝されれば謝る」と言う姿勢は、必ず、国を滅ぼし、日本国民を滅ぼします。
続く・・・
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記:国際ビジネス情報協同組合 新聞編集部