女公様のくじ運の悪さはとみに有名である。

ショッピングセンターの空くじなしの福引きで30回連続で五等を出し、同情されて四等の入浴剤をもらったことがある。

いや、気ぃつかわせちまってすまねぇ…

お年玉付年賀はがきも切手シートですらほとんど当たらない。

東京マラソンに至っては(ワシントンDCにいた年を除き)7年連続絶賛落選中である。

そんな女公様がなんと、大好きなアーティストの来日公演の先行予約を引き当てた。

昨年の来日公演では、先行予約で1口申し込んだ妹が当選したにも関わらず、6口申し込んだ女公様は全て外れた。

やむなく一般予約でA席に甘んじた女公様であったが、今回はS席げとである。

このときから何かがおかしいとは思っていた。

およそ抽選と名の付くもので、女公様にいいことが起きるはずがなかったのである。

おいら、こんなの当たっちまって、今年の運、使い果たしちまったかもしれねぇ♪

などと浮かれていた時には、まだまだ自分のくじ運の悪さを舐めていることに気づいていなかった。

賢明な読者諸氏にはすでにおわかりかもしれない。




先週、半年ぶりに日本に帰ってきたビートル、ポール・マッカートニーは、体調を崩し、とうとう最後までファンの前に姿を現すことができなかった。

女公様も二時間近く国立競技場の入り口で粘ったがダメだった。

ひょっとしておいらが先行予約当てちまったせいで、起きるはずのないことが起きちまったんじゃ。

ポールに会えなかった残念さと、かなり重症らしいポールの病状の心配と、万一くじ運が悪い自分が柄にもなく当選したせいだったらどうしようという自責の念と、再来日を切望しているというポールのコメントに寄せる期待との狭間で、一週間小さな胸を震わせ続けた女公様である。





女公様のうすぼんやりした頭の中では、大阪遠征の話は既に完結したことになっていた。

ところがゴールデンウィークも終わろうとしている今頃になって、改めてこちらのブログをのぞいてみたら、ちっとも完結していなかったことに気がついた。

肝心の大阪旨いもんの話を書いていない。

ダイエット中とはいえ、旨いもんのない女公様のブログは、クリープを入れないコーヒー、クリームの入ってないシュークリームのようなものである。

ちょいと大阪に行ってくらぁ、と友人に言ったら、「今、大阪に行くなら、話題のあべのハルカスははずせねぇぜ。」と言われた。

『ONE PIECE』以外の流行りの話題には全く疎い女公様は、あべのハルカスと聞いても

そらぁ大阪で流行りの菓子かなんかかい。

という程度の知識しかなく

今、大阪で最も熱い人気スポットと言われてもそれほど食指が動かなかったのだが、検索してみると、美術館がある。

開館記念特別展として東大寺展をやっていた。

大阪で奈良旅行気分を味わうのも良いかもしれない。



東大寺展は予想以上の内容だった。

戦災などで何度も消失した東大寺の再建に尽くした人々の像など心惹かれる展示が多く、あまりしないことだが、音声ガイドを借りて最初からもう一周したほどである。

一時間以上歩き回ってお腹がほどよく空いたので、あべのハルカス内のレストラン街へ。

12階から14階があべのハルカスダイニングで、何を食べるか迷った女公様は、ここでも二周した。

「創作串揚げ」の謳い文句に惹かれ、釜飯・串揚げの店、「ぶんぶく」へ。





前回大阪に来たときにミナミの居酒屋で食べた串あげとはまた一味違う上品な串あげ。

右上から、玉ねぎ、アスパラ、ミニトマト&モッツァレラ、ひとつとばして、サーモン、右下にいって、ししとう、うずらのたまご、鶏ささみ、サツマイモ、海老。

塩とだしが出てきたのは、味の濃いソースがあまり好きでない女公様には嬉しい。

セットの前菜盛り合わせや締めのだし茶漬けもおいしかった。

今回は女公様にしては全般的に控えめな食事量だが、夏にナイスバディになって食い倒れに戻ってくるからいいのである。

誰だって夢を見る権利くらいあらぁな。
女公様が永きにわたるダイエットの繰り返しにより到達した結論は、摂取カロリーより消費カロリーが多ければ身体は引き締まる、という極めてシンプルな真理である。

今年のフラメンコの舞台と来年のサロマ湖に向け、久々に緩んだ身体に活を入れる『本気と書いてマジと読むシェイプアップ生活』を始めた女公様は、今回の旅行にもちゃんとランニングのアウトフィット一式を持ってきて、朝ランに出かけた。

大阪市内のジョギングコースを検索すると、ホテルから3キロほどの所に『靱公園』というのがある。

なんて読むんでぇ、こいつぁ。

…もみ?

いや、もみは『籾』である。

…とも?

いやいや、ともは『鞆』だから。

正解は『うつぼ』だった。

朝から漢字の勉強になった。

靱公園は、その小難しい名前とは裏腹に、美しい花でいっぱいの愛らしい公園だった。



外周に咲き乱れるシャゲ。

中にはバラ園があり、まだ時期が早いが、一部の花は華やかに咲き誇っている。



マリア・カラス。偉大なオペラ歌手の名を冠しているだけあって、艶やかな大輪の花である。



アルティッシモ。一見、椿のようなフランス産の一重の薔薇である。「至高」という名にふさわしい鮮やかな赤。



こちらは、つるゴールドバニィという黄色が目にまぶしいつるバラ。



女公様が一番気に入ったのはこれ。ライラックタイムというらしい。淡い紫とピンクの間のような色合いと気品溢れる形が本当に美しい。

野趣のある花が好きな女公様は、バラの種類には全く詳しくないが、薔薇という漢字がよく似合うこの花なら、庭に咲かせてみたい。庭、ないけど。

美しいバラに夢中になって、結局、総走行距離は五キロ強というなんちゃってジョギングだったが、素敵な一日の始まりを予感させる朝のひとときであった。
女公様の大阪春の陣初日は、「ワンピース」に明け暮れた。

その詳細は裏ブログに譲り、こちらではそれ以外のUSJのお話を。




ユニバーサルシティ駅近くにいた愛らしいお猿。まだ2歳なのに、気をつけ、休めも逆立ちもできる。女公様より早熟である。




7月15日には、ハリーポッターの何かができるらしい。(←適当)

ハリポタは女公様も大好きなので嬉しい。夏にまた来る楽しみが増えた。




ジュラシックパークエリアでTレックスに遭遇。

いや、肉の塊に見えてもおいら、餌じゃねぇから寄ってくんな。






三人のヴァイオリニストによる路上パフォーマンス。ベートーベンやモーツァルトのアレンジが楽しい。




夕食は、やはりたこ焼き。ダイエット中でも、大阪に来てたこ焼きを食べないのは、女公様にとってCoCo壱番屋に行ってカレーを食べないのに等しい。

今回は、昭和八年創業の老舗だという会津屋さんの暖簾をくぐった。




『美味しんぼ』の表紙に出てくるたこ焼きは、この会津屋さんのたこ焼きだという。




手前から、時計周りに、ラヂオ焼き、ネギぶっかけ、ふつうのたこ焼き。

女公様が気に入ったのは、しっかり味がついていてソースが要らないこと。

ネギぶっかけだけはポン酢がついてくる。

ラヂオ焼きというのは、牛肉が入っていて、当時モダンだった牛肉とラヂオが結びついたらしい。

お昼が遅かったせいでそれほど空腹ではなかったが、シンプルに美味しかった。

ビバ!たこ焼き!!

帰る前にもう一回くらい食べたいねぇ。

今年のゴールデンウイークは暦の上での休日があまりつながっておらず、公務員のはしくれである女公様も大型連休といえる長い休みは、とれそうもない。

だが世間では

黄金週間?こちとら稼ぎ時だから黄金つっちゃあ黄金なのかねぇ。

と休みと無関係に仕事をされている方も多いので、贅沢は言えない。

さはさりながら、遊べるときはとことん遊び倒すのが女公様のぽりすーであるからして。

連休初日の昨日の晩は夜11時過ぎまで、下北沢BREATHで4曲半もビートルズナンバーを歌いまくった。

「半」というのは、大学生のバンドに一曲いっしょに歌ってくれと言われて調子こいて歌ったものである。

そしていい気分のまま新宿に移動し、午前0時ちょうどのあずさ2号、もとい夜行バスに乗り、今朝、大阪に着いたところである。

大阪までやってきたメインの目的は
またしても『ONE PIECE』なのだが、その話は裏ブログで、それ以外の話はこちらに書きたいと思う。

あいかわらずIDの切り替えが面倒では
あるのだが、だんだん二重人格も板に付いてきたかと思う女公様である。





本気と書いてマジと読む本気のダイエット生活に入って一週間の昨晩の夕食は、スペイン小料理屋で、卵とジャガイモのピンチョスとタコのサラダ。




アーンド、トリッパ(臓物煮込み)。

どこらへんがダイエットかと訝る向きもあるだろうが、量的には女公様の普段の夕飯の半分くらいのカロリーなのである。

サロマ湖がおいらを呼んでいるんでねぇ。