普段仕事をしていると、「仕事ができる人とそうでない人」の違いを感じる場面が多々ある。その中でも、最近強く感じるのが「締め切りの意識」が高い人とそうでない人の違いだ。

文字にすると「そんな当たり前のこと」と感じるかもしれないが、これが意外と人によって差がある場合が多い。

仕事ができると感じる人は、どんな小さな案件でも必ず締め切りを設定し、相互了承をとる。そして万が一、その締め切りに遅れそうな場合は、必ず事前に状況を説明し、締め切り再設定の相談を相手に入れる。一方で、結果的に仕事が結果につながっていない人は、この意識が希薄な場合が多い。

 

どんな些細な業務や作業も締め切りを設定しないと、実質「こんなことができるかも、できればいいよね」といった飲み屋での理想論と同じものでしかない。どんなに実現できれば素晴らしいアイデアやプランでも、それがいつまでにできるのかを設定しなければ、結果的にそれは仕事として対価を得ることが難しくなる。

対価を得られないということは、人としては評価されても、結局、仕事としては評価もされないのと同等だ。そして、次の仕事を任せづらい対象としての評価に落ち着いてしまう。

 

当たれば一発ホームランだけど、いつ打てるかはわからないーー締め切りや期限を設ける意識が希薄な人が仕事に取り組むということは、結局、そういうことでしかない。だから、シビアな仕事をするパートナーとしての信頼はいつまでも高まらない。

 

「締め切りを持つ意識を忘れるな」ーー自戒を込めて。