昨日、ブログに書いた、
「自分の現在の市場価値を簡単に判定する方法」。
 
 
「(自分の名前)と言えば?」
誰かにと質問した時に、どんなフレーズが出てくるか、
また何個出てくるか、によって、
自分の市場価値を判定してみるというやり方だった。
 
 
じつはあれには、
さらに1つ加える判定法がある。
 
 
例えば、
一緒にいた知人の知人に、偶然出くわした際、
知人は自分のことを、
その知人にどんな風に紹介されたかを思い起こす。
 
 
その時に出たフレーズを3つ思い出して、
自分はどんな言葉で説明されたか。
 
 
「●●時代の友人」「●●会社で働いている」
「●●も共通の友人」「●●出身」
 
 
ここらへんのフレーズは、
もっともよく使われる説明語だろう。
 
 
けれど、もし、
それ以外にあまり具体的なフレーズが出てこないなら、
それは他人にとって、
自分の最近の活動が認知されていないか、
自分の世の中の存在価値や市場価値が、
低い可能性があるととるべきだ。
 
 
例えば、今、テレビに出演している人で、
「タレント」「昔、こんな番組に出ていた」
「今、こんな番組に出ている」
「昔、こんな歌を歌って流行した」
「以前は紅白歌合戦に出ていた」など、
連想する人がいるとする。
 
 
確かに、誰もが知っていて、
視聴率の高いテレビ番組に出ていて、
他の出演者も気を使う重鎮的存在かもしれない。
 
 
けれど、
連想されるフレーズを1つ1つ見て、
もしそのフレーズが数年前と変わらないのなら、
それはその人のタレントとしての鮮度が落ちている、
という判断につながると言える。
 
 
昔に活躍していればするほど、
そのインパクトは強くなり、
その強烈な印象を残した活躍以上の、
インパクトを残す活躍をすることは大変だ。
 
 
しかし、例えば、
知人が誰かに自分を紹介してくれる際、
「●●出身」(出身地)
「●●大学出身」(最終学歴)
「●●で働いている(いた)」(職歴)
「昔、こんな仕事をやっていた」
などのフレーズしか出てないとすれば、
それは「生まれた時」や
「大学を入学&卒業した時」や
「その仕事に就いた時」などといった時点から、
それ以上のインパクトのある結果を出していない、
少なくともその友人の記憶には残っていない、
と言える。
 
 
生まれたのは何年前の出来事?
大学に入学し、卒業したのは何年前の出来事?
その仕事に就いたのは何年前の出来事?
そして、それ以降、自分は何をして、
今現在、ここにいるのか。
 
 
昔、一時代を築いた芸能人やスポーツ選手ほど、
その栄光を超えるような活躍を
し続ける、見せ続けることはとても大変だ。
 
 
ただ、やはり新たなチャンスを得続け、
また結果を出し続けている人は、
常に過去の実績にあぐらをかくことなく、
その実績を飯の種にしようとせず、
自分を高め続けようとしている。
 
 
そしてその結果、
その人の市場価値は高値をつけ続け、
さらに新たな魅力的なオファーを受ける、
好循環を意図的に作っていると言える。
 
 
例えば、ローラさん。
 
 
モデルであり、ハーフタレントとして、
天真爛漫なキャラクターで
バラエティ番組に多数出演していたが、
そのあいだに、自身のInstagramで
印象的でフォトジェニックな写真を上げ続け、
ファッションリーダーとしての地位を高めた。
 
 
さらに、歌手としての鍛錬を積み、
アーティストとしても活躍の場を広げた。
 
 
こまめに料理をして、SNSに上げ、
料理ができるタレントとして、
新たな活躍のジャンルを獲得した。
 
 
そして、演技を学び、アクションを学び、
英語を使えるレベルにまで学び、
ついにはハリウッドデビューまで果たした。
 
 
同時期、他にも天真爛漫な
元モデルのハーフタレントはたくさんいたが、
全員が今も第一線で活躍し続けているわけではない。
 
 
ローラさんは
そのポジションに甘んじることなく、
常に新たな挑戦を自らに課し、
自分の新しい可能性を世に知らしめ、
活躍の場を年々広げ続けている。
 
 
ほかにも、
例えばジャニーズのメンバーの多くも、
そういう常に情報更新することで、
タレントとしての鮮度を保ち、
価値を高め続けることに意識的だ。
 
 
アイドルとして歌にダンスに活躍すると同時に、
報道キャスターやスポーツキャスターに挑戦したり、
小説家として文壇デビューしたり、
ファッション好きを生かして本を出したり、
美術が得意な人が個展を開いたり、
コンサートの演出を担当したり、
今の人気に甘んじることなく、
常に新しいチャレンジをしつ続けることで、
鮮度を保ち、新たな可能性を開拓し続けている。
 
 
数年後、
知人と一緒にいた時、
偶然、知人の知人と出会った際、
自分は何という紹介のされ方をするか。
 
 
数年という年月を経ても、
今と同じ紹介の内容でしかないのか?
それとも今とは違うフレーズで紹介されているのか?
 
 
それは、
今日、この瞬間からの行動にかかっている。