構想から1年。
企画制作として関わった本が、
本日、発売となった。
 
 
体幹トレーニングの第一人者である、
木場克己トレーナーの監修のもと、
美しく健康な身体になるためのメソッドを体現した、
完全オリジナルで企画制作したギアと
その解説書がパックとなった、MOOK本。
 
 
宝島社の得意とするジャンルだが、
今回の版元である光文社は初の試みで、
無事出版に辿り着くまで、
さまざまな乗り越えなければならない壁があった。
 
 
途中、何度も頓挫した企画だったが、
最終的に本となり、発売できた一番の理由は、
制作した木場メソッドの美容健康ギアが、
制作過程で関わってくださった多くの人に
良いモノだと認めてもらったことに尽きると思う。
 
 
完全オリジナルのギアのため、
制作過程で起こるさまざまな障害や、
制作費や予想外の費用をどうやって予算内に収めるか、
また取り扱ったことのないものを、
販売部や取次、印刷所にどう対応してもらうか、
など、今回の企画制作の過程で、
本当に多くのことを学ぶことができた。
これだけで、企画制作での苦労が報われ、
じゅうぶんお釣りがくるだけのものとなった。
 
 
ある程度キャリアを積み、仕事が安定すると、
なかなか新しいことにチャレンジしづらくなる。
 
 
しかし、
自身が成長し、次のステージに上がるためには、
未知への挑戦が必要不可欠だということを、
今回、改めて再確認させられた。
 
 
今回は、
光文社内にこの企画制作について、
この本の担当者の方が、
社内のすべての障害を乗り越えるために
全力でサポートしてくださったおかげで、
なんとか発売にまで辿り着けた。
 
 
この担当者の方とは、
同時に進めている本があり、
その本が4月にも発売される予定となっていて、
もう少し一緒にお仕事ができることは、
本当に幸運なことだと思う。
 
 
個人的に決めているさまざまな決めごとの1つに、
その時々で「この人だ」と思う人を最大3人を決め、
「その人の言うことは何をおいても最優先する」
というものがある。
 
 
どんな過密なスケジュールの中でも、
「この人だ」と決めた人からの指示や誘いは、
どんなことをしてでも最優先する。
 
 
普段の生活の中で、
さまざまな人や組織との関わりがあり、
複雑に絡み合った関係値の中で、
スケジュールを組みながら仕事をしている。
 
 
人は誰も1日24時間しかない。
 
 
仕事が順調に進み、
多くのプロジェクトに関わりはじめると、
時間の枠に収めることが難しくなり、
気がつけば、
どれも中途半端に進んでいく危険性もある。
 
 
そんな時、
「この人だ」と決めた人を最優先し、
ほかのどんなことが先に決まっていたとしても、
スケジュールを最優先させると決めると、
問答無用に何も迷うことなく、
スケジュールの優先順を決めることができる。
 
 
そして、
「この人だ」と思ったくらいの人だからこそ、
何よりも最優先するというこちらの姿勢に、
結果、必ず何かの形で応えてくれる。
 
 
「この人だ」と決めた人とのプロジェクトに
全力で取り組むことで結果を出し、
もっと魅力的で、もっとすごいと思える人と
出会える機会を得ることができる。
 
 
今後、「この人だ」と決めた人は、
どんどん変化していくだろう。
 
 
今、このルールが、
自分の成長の物差しの1つとなっている。