今日も、今クールのテレビドラマについての続き。
日本テレビ系「東京タラレバ娘」も第1回を観て今後に期待を感じたドラマだ。
テレビドラマの原作となるマンガは、たいてい放送前に原作のコミックを読んだ上で、テレビドラマを観ることにしている。
そのほうがストーリーやキャストの関係性がすぐに理解できてドラマに入り込みやすい。(特に倍速で観るので、この点は大事)
さらに、「ここは原作に忠実に作ってるな」とか、「ここはあえて原作に脚色を加えたんだな」とか、ドラマの制作チームの意図を想像しながら観ることで、勝手にドラマを2倍楽しめるからだ。
…と、ここまで書いておきながら、最近忙しくて、「東京タラレバ娘」は原作を読めないままテレビドラマがスタートしてしまったので、予備知識なしに観た感想になります。
以下、見当違いな見解かもしれませんが、あしからず。
ドラマの「東京タラレバ娘」は、さすが人気マンガが原作なだけあって、登場人物のプロファイルも、ドラマの背景もストーリー展開も、まだ1話しか観ていないけれど、じゅうぶんに楽しめるものだった。
特に、主役の吉高由里子さんは、シリアスな役柄もいいけれど、こういうギャグっぽい役柄を自然に演じられるので、1話からすんなりドラマの世界を受け入れることができる素晴らしい女優さんだ。
原作の設定は不明だが、3人の女性、みんなそれなりにかわいく、男性にモテそうな雰囲気を持つ主人公たちが、自分たちからはアクションを起こすことなく、上から目線で青春時代を過ごしてしまった結果、30代になった今、じつは周囲からの評価が急低下している現実を知り、少しずつ変わろうとし、アクションを起こそうとする、主人公たちの成長物語だ(ろう)。
恋愛に限らず、勉強でもスポーツでも仕事でも、そこそこできるからこそ本気を出さないまま、そこそこで大人になってしまい、本気の出し方がわからないまま戸惑っている人は、世の中にも意外と多いのではと想像する。
そういう人たちにとって、仮想の自分の成長物語として、このテレビドラマを観てほしいと、制作チームは考えて作っているのではと、(原作を読んでいないから間違っているかもだけど)勝手に想像して、1話を見終えた。
1話の中で印象的なセリフがあった。
酔った勢いで転んでしまった主人公が、そばにいた男性(坂口健太郎さん)に助けを求めるが、その男性は「もう女の子じゃないんだから、自分で立て」と、つれなく去ってしまうシーンがあった。
その時の主人公の言葉。
「立ち上がり方がわからない」
若い時は何ごとにも本気になり切らなくても、周囲のサポートもあって、そこそこなんとかなる。
けれど、30代になり、周囲が助けてくれなくなった時、不満や不安のある今、現在の立ち位置を、どうやって変えていくか、
なにを頑張ればいいのか、どう頑張ればいいのか、まったくわからなくなる、という主人公の心境は、すごく共感できる部分だと思う。
独立することも、起業することも、そのチャレンジ精神は素晴らしい。
けれど、過去に本気になったことがない人は、このあとに続く困難に直面した時、きっと転んだまま、どう立ち上がっていいかわからなくなる時が来るはずだ。
きっと独立・起業して成功する人は、学歴や肩書きではなく、根性とか、不屈の精神といった、過去に本気になって挑戦して、何かを得た経験がある人ではないか。
「東京タラレバ娘」の吉高由里子さんが、これからどうもがき、どうやって今の立ち位置から成長するのか。
そういう視点でこのテレビドラマを楽しみたい。(何度も書くが、原作を読んでいないので、まったく見当違いならごめんなさい…)