WS003sHの惨状
ある1日
定時前に着席するも、月曜の朝はやはり気が重い。
継続している規定の更改会議で午前中の2時間がつぶれる。昼は食欲はないが歩くために外へ。寒い。先週頼んでおいた印付のボ一ルペンを取りに文房具店へ。名前はインターネットで登録する。3日後には届くそうだ。昼は「ゆで太郎」のめかぶそばをソバ湯とー緒に食べる。1時間弱の昼をすませて午後の仕事は、給料の部門別振替処理。エ7セルを使い、CSVファイルに変換してシステムに流し込む単純作業だが意外と面到。人件費なので部員にはまかせられないというのだが、・・・。
私の後任者があたふたしてまとめている1月の収支実績を横目に、私は2月分のガイドラインに手をつけ始めている。
監査法人との今年度の契約の決裁も取れ、いくつかの文書をまとめていると6時を過ぎている。風邪気味でもあるので早々と引き上げることにする。
ロッカーに向うと、呼びとめる声があり、ふりむくと、アクセスを使って入カ画面て作っていた君が、表紙に金正日のネットでとった顔写真をはめ込んだのをみてくれとう。
ラチされるゾ、といって去る。
社を出て、歩いて隣駅へ。
まんず、よっこらしょ
先が見えないときには一歩踏み出すことが肝要で、誰にもわからない将来のことをうだうだ文句を言ってる間に、まず取り掛かってみようとすることで苦境は切り抜けるできるのではないかとおもう。
そしてもっと大事なことは、そうはいっても思い通りになることなんてほとんどないってことだ。
そしてもっともっと大事なことは、自分自身は日々変身していくことができる。
そのことを感じる取ることができると、毎日はドキドキで明日はわくわくだ。
そして詰まったら、一歩踏み出す。
けっしてあきらめない。
夢は決して逃げはしない、逃げるのはいつも自分だ。
フリーターの未来
平和は、社会が健全でなければ達成できないことをローマ人から教えられたと塩野七生さんはいう。
そしてその健全な社会とは、権利と義務の社会である。
現在の日本が直面する問題のひとつに、フリーターの存在がある。ある労働学者はフリターという言葉じたいが気に入らないと言っている。
しかし塩野さんは、フリーターを正社員と並列した別のカテゴリーの労働力として公認し、その差を終身雇用か契約雇用かだけにするというのである。
だとしたら主流は契約社員となり、終身社員はその給料を束縛される時間の対価としての低い給料という構図になってしまい、契約社員は契約ごとに高い給料を得ていくようになり、社会は確かにある意味では健全化するが、しかしそのさじの舐め具合はだれのもとに行ってしまうのかという基本的な課題が残り、それはアテネの哲学者たちが講じた手段が一般的になり、そして社会は再び腐敗していくのであろう、とおもった。
アテネの哲学者たちが使った政治は、まず早くすべてを知り、獲得し、その上で都合のいいような決まりを作って支配するような方法である。
風と角瓶
高層ビルの窓際に近いところにデスクがあり、夕方「ぎゅーぎゅー」と泣き声のような音が聞こえてきたら、それは風にきしむビルの声だった。
それほど強い風の中を、自転車で学校までやってきた。
いつもは並ぶ人がいる図書館のパソコンルームもがらがらである。
少し勉強を進めようとおもったが、風の強さに受けたダメージがおおきくて、疲れてしまったので、帰ることにする。
角瓶買って帰ろう。
卒業まで(ラストラン)
ひなびた空気をぶるっとして、小雨の中を学校にやってくると、もう受験シーズンで人気(ひとけ)はないが図書館は開いている。
卒業してもこの図書館は使えるのはありがたい。中世史の専門書を読んでいたら、やはり目を通すだけでは身にならないので、ノートをとることにした。
統計学の教科書も、ペンとノートが必須だ。
あいかわらず、まなびにすとたちのなかで、わたしは立っている。
午後10時
午後十時に家でニュースを見ることは、当たり前のことだ。
以前、24時を超えて社を出てハイヤーで帰宅したこともある。
運転手がドアを開けてくれてくれる。
電車で帰るよりも体にはありがたい。
学校に通うようになって、10時は授業の終わる時間だ。眠気もあったものではない。
それが最近は最終試験も終わったこともあり、10時前に家に着く。
こたつでのんびりウイスキーだ。
だけど学びはやめない。今度は中世史に区切りを付けるのが目標だが、これはどこか学校に通うという問題ではないので、地道に本を読む。
どこかで学ぶべきは税法かな。