大変長らくお待たせしました。

(お待ち頂いてるのか分かりませんが笑)

ブログの続きを書いていきます。

 

今回は、僕がIBDP開始時にした教科選択についてお話しようと思います。

 

 

・夢と進路希望先

普通、教科選択は自分の夢や進学希望先の教科指定(requirements)に沿って行うべきものなのですが、僕はIBDP開始時に特に将来の夢がなく、行きたい大学や学部も漠然としたものでした。

しかし、強いて言うならば経営学に興味があり、また、高校入学時には歯科医師になることを夢見ていたので、少しはそれを考慮した教科選択をしなければなりませんでした。

 

そこで僕が考えた、選択のポイントはこの2つです。

 

1.Group 3 (Society) の教科を取る (経営学部のため)

2.Group 4 (science) でHLを取る (歯学部のため)

 

しかし、この時点で僕は大学の募集要項などを読んだことは全く無かったので、何の根拠もなくあくまでイメージでこれらのポイントを定めました。

 

ちなみに、その横着な部分が、後の大学受験で自分を苦しめることになります笑

現に、経営学部を受験するにあたってGroup 3を履修すること(だけ)を指定している大学はなかなかないですし、歯学部でGroup 4をHLで履修すること(だけ)を指定している大学も限られますのでね。

 

 

 

・教科選択

上記した2つのポイントを意識しながら教科選択をしました。

 

 

・Group 1 (言語)

 

僕の学校では、Group 1の教科は「Japanese A Literature(日本語 A 文学)」と「English A Literature(英語 A 文学)」から選択できました。

僕の主言語は日本語ですし、英語はさほど使えないので、前者の「日本語 A 文学」を履修することに決めました。

履修するレベル(HL or SL)については後述します。

 

 

・Group 2 (言語習得)

 

こちらは「Japanese B」と「English B」の二択で、Group 1で日本語を選択しているので、後者の「英語 B」に決めました。

僕の学校では、「英語 B」はHLのみ開講されているので、HLで履修します。

 

ちなみに、Group 2の教科を選択せずにGroup 1の教科を2教科履修することができるらしいですが(僕の場合だと、追加で「英語 A 文学」を履修)、そんなの僕には絶対無理なので笑 していません。

 

 

・Group 3 (社会)

 

こちらは「Economics(経済)」の1教科しか開講されていませんでしたが、Interdisciplinary Subjects(学際的な教科, 多分野に跨る教科)である「Enviromental System and Society(環境社会とシステム)」をGroup 3の枠として履修することができました。

しかし、上記した"教科選択のポイント"に従い、Group 3の教科を履修したかったので、「経済」を履修することに決めました。

 

 

・Group 4 (理科)

 

こちらは「Biology(生物)」, 「Chemistry(化学)」, 「Physics(物理)」の3つから選択することができます。

正直、どの教科も得意じゃなかったのでとても悩みましたが、直近の物理の試験対策で先輩から貰った過去問を解き漁った結果、実力以上に良い点が取れ、なんだかいい気持ちになっていたので笑 、勢いで「物理」に決めました。

こちらも、上記した"教科選択のポイント"に従い、HLで履修することに決めました。

 

 

・Group 5(数学)

 

こちらは「Analysis and Approaches」と「Application and Interpretation」の2種類がしっかり用意されていました。

Pure mathematicsだと言われるAAコースと、Statisticalだと言われるAIコース。当時の僕はあまり違いを分かっていませんでしたが、中学校時代に僕は数学が得意だったので、どちらかといえば今まで通りPure mathematicsを勉強する方が向いていて為になるのではないかと考え、AAを履修することを決めます。

あと、友達から「大学によってはAIだと認めず、AAのみオッケーなところもあるよ」と聞いたので、それも多少は影響しています。

 

 

・Group 6 (芸術)

 

僕の学校では芸術科目としては「Music(音楽)」のみ開講されています。

しかし、僕はあまりにも音楽が苦手で、中学時代から成績がびっくりするほど悪かったので、履修しないことにしました。

 

しかし、それだとGroup 6の教科を履修しないことになってしまうのですが、それに代えてGroup 3や4の教科を追加で履修することができるらしいので、Group 4(理科)からもう1教科を選択することにしました。

「物理」は既に選んだので、残る「生物」と「化学」の2つから選ぶのですが、「暗記は嫌だ!!!」ということで、暗記ばかりと聞いた生物ではなく、化学を履修することに決めました。

 

 

・Extended Essay(課題論文)

 

僕の学校の方針として、執筆開始時に英検準1級レベルの英語力が備わっていない人は英語でEEをするべきではないとされていました。

当時の僕はまだ英検2級しか取得できていなかったので、他の選択肢を与えられることなく、「日本語 A 文学」で文学について論文を執筆することになりました。

 

 

・Theory of Knowledge

 

僕の学校では、TOKを日本語で履修するのと英語で履修する2つのオプションがありましたが、「Group 1で日本語を履修している人はTOKも日本語で履修する」という分け方をされていたので、日本語で履修しました。

 

 

 

これで教科選択自体は終わったのですが、履修するレベルについても考えなければなりませんでした。既に「英語 B」と「物理」でHLを取ることを決めていたので、あと1教科をHLで履修する必要がありました。

 

候補たち…

 

ー 日本語 A 文学

ー 経済

ー 数学 AA

ー 化学

 

この中でHLを履修するならば、、と考えた時に、

「僕はどちらかといえば理系人間だし、中学校の時に数学が得意だったから、数学でHLを取ろう!!」と思いつきました。

 

それでは早速コーディネーターの先生に相談しに行くと、「I really really recommend you to stop taking math HL(私は本当に本当に、HLを取らないことをおすすめする)」と言われてしまいました。何故かと言うと、このわたくし、中学校の時は数学が大の得意科目だったんですが、高校に進学した後のpre-IB期間(IBの準備期間)に勉強をサボってしまい、全然テストでいい点を取ることができていませんでした。

僕の中では、「数学は得意だからきっと大丈夫なのに、、、」と思っていましたが、数学担当の先生にも止められ、とうとうHLを取ることを諦めます。

 

 

選択肢は三択になりました。

ザ・文系 な「日本語文学」、理系科目の 「化学」、そして文理が中途半端な「経済」。

 

しかし、「化学」は先程の音楽に匹敵するほどの苦手教科だったので、選択肢から除外しました。

 

 

残った日本語文学と経済。。

そこで僕が着目したのは、テストやIAなどの評価項目です。

 

日本語文学は、HLを履修すると単に授業で扱う作品数が増え、試験で解く問題数が増えるだけでした(1題→2題)。

また、IA系も追加でHLエッセイ(小論文)を書くだけでした。

 

しかし、経済には、HLの生徒とSLの生徒とでは学習内容が異なり、HLを履修するとより多くのことを学ぶ必要があります。また、試験も追加でPaper 3を受ける必要がありました。

 

経済HLを履修して、多い学習内容についていくことができずに悪い点を取るよりも、日本語文学HLを履修して、SLとあまり変わらないことを学んで安定した点を取りたいと思ったので、「日本語 A 文学」でHLを取ることに決めました。

 

 

 

ということで、最終的にこれらの教科を選択しました。

 

Group 1 Japanese A Literature HL (日本語 A 文学 HL)

Group 2 English B HL (英語 B HL)

Group 3 Economics SL (経済 SL)

Group 4 Physics HL (物理 HL)

Group 5 Mathematics  Analysis and Approaches SL (数学 解析とアプローチ SL)

Group 4 Chemistry SL (化学 SL)

EE     Japanese A Literature (日本語 A 文学)

TOK     Japanese (日本語)

 

ちなみにですが、特筆しているEE TOKと、Group 1の日本語文学以外の5教科はすべて英語で履修しました。なので、いわゆる”英語DP”ってやつですね。

 

 

IBDPを終えてみて、この教科選択はほぼ正解だったと思っています。

 

直前に追い込んでどうにか仕上げた Japa

ずーっと不安だった Eng

山を張って試験に臨んだ Eco

DP一年目はちんぷんかんぷんだった Physi

途中で調子を落としたが、終始余裕のあった Math

最初の学期で7点満点中の2点の成績をつけられて悲観した Chemi

合計一週間で仕上げて、先生に「Cに乗ると良いね」と言われ絶望した EE

プレゼンは適当、エッセイもノリで書き上げた TOK

 

どれもこれも挫折ばかりでずっとうまくいきませんでしたが、終わってみると楽しかったです。

でも、MathでHLを取らなかったのは後悔しています笑 進路の選択肢が。。

 

 

 

・おわりに

 

既にIBDPが始まってる or 終わってる皆さんは、ご自身の教科選択についてどう思っていらっしゃいますか?

きっと、納得してる方も後悔してるかたもいらっしゃいますよね。

もし宜しければ、こちらのツイートのリプ欄で皆さんの声をお聞かせください↓↓

 

 

 

まだIBDPが始まっていない皆さんは、後から後悔しないように、ご自身の将来の夢や進学希望先の教科指定などをしっかり考慮の上で、教科選択することを強くおすすめ致します。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

次回は、僕の大学受験について書きたいと思っています。