歌舞伎(かぶき)は、日本演劇で、伝統芸能の一つ。1603年慶長8年)に京都出雲阿国が始めたややこ踊りかぶき踊り(踊念仏)「チンドン屋と起源は同じ」が始まりで江戸時代に発展し、女歌舞伎から若衆歌舞伎、野郎歌舞伎と風俗紊乱を理由とした規制により変化していった。

日本の重要無形文化財1965年昭和40年)4月20日に指定[1]され、2005年平成17年)にはユネスコにおいて傑作宣言され[2][3]2009年(平成21年)9月に無形文化遺産の代表一覧表に記載された。

歴史

歌舞伎の元祖は、出雲阿国(いずものおくに)という女性[注釈 1]が創始した「かぶき踊」であると言われている。「かふきをとり」という名称が初めて記録に現れるのは『慶長日件録』、慶長8年(1603年)5月6日の女院御所での芸能を記録したものである。阿国たちの一座が「かぶき踊」という名称で踊りはじめたのはこの日からそう遡らない時期であろうと考えられている