昨日の人生案内は、世相を反映したもので、そうだろうな、困るだろうなというものでした。

十数年勤めた会社が倒産。職探しをしながら、工場や接客現場のパートで働いていますが、うまくいかないという40代女性のご相談。

勤めている会社の倒産、リストラで職を失う方は多く、

その次の職探しは大変でしょう。

慣れない職種では尚更大変ですし、年齢も高くなるほどこれまた難儀します。

しょぼん

≪動作が鈍くて作業に手間取るし、作業を同時進行しなければならなくなると臨機応変に対応できず、社員さんから「ここはもういい」と迷惑がられるほど。同僚の動きを学ぼうとしても、慌ててしまってミス。なぜ他の人にできることができないのでしょう。落ち込みます。

 これまでは事務仕事をこつこつ積み重ねて良い結果を出し、同僚にも丁寧に接し、チームワークを大切にしてきました。今はすっかり自信喪失。この不況下、企業はどこも無駄を出したくないので、仕事をてきぱきこなせない人は無用でしょう。職探しも消極的になってしまいます。自分の能力の低さが招いたことなのですが……。≫


 心療内科医の海原純子先生がこんな明解なご回答を。

 仕事の3タイプとして

〈1〉努力が結果に結びつくもの

〈2〉努力しても人並みにするのが難しいもの

〈3〉努力する気も起こらないもの


 で、相談者の場合は、≪ あなたは、自分のペースで丁寧にする仕事が向いていて、これまで周囲から評価と信頼を得ていらしたのでしょうね。今は諸作業を同時進行させる〈2〉のタイプの仕事をせざるを得なくなり自信をなくしていらっしゃる。数年前までなら、自分に向いた〈1〉のタイプの仕事を探しやすく、企業でも適性に合わせて配置転換できたものですが、この時代はそうもいかず、本当に大変だとお察しします。≫


 さらに、納得のご回答が続きます。


 ≪あなたに気づいていただきたいことが二つあります。一つは「『他の人ができること』ができない人は、『他の人ができないこと』ができる人」だということです。これまでの仕事経験を思い起こしてください。チームワークを大切にこつこつ頑張る人は決して能力が低いわけではありません。

 もう一つは「自分は能力が低くてダメ」という思いこみで委縮し、かえってミスを多くしている可能性が高いことです。どんな時代でも丁寧で誠実な人は不可欠。大変でしょうが、あなたの良さを大事にしながら仕事を続け、本当に向いた仕事に巡り合ってください。≫