今朝のニュースで、サザンオールスターズの桑田佳祐さんの最愛のお姉さまのご逝去を知りました。

末期がんだったそうで、桑田さんが国内外の名医を紹介したり、献身的にサポートしているという話題はテレビで知っていました。

なんとか良くなって下されば良いのに・・と思っていただけに本当に残念に思いました。


私の姉と被るところがあり、尚更、心が痛みました。


桑田さんは、小さい頃、仕事の忙しいご両親に代わり、お姉さまに面倒みていただいたらしいですが、

私も姉には随分お世話になりました。

私の場合、13歳の年の差がありますから、

まさしく親代わりのところもあり。


幼稚園の時は高校生の姉といつも一緒に家を出て、途中まで送ってもらいました。

近くの幼稚園ではなく、離れた幼稚園に通っていましたので、

行きは姉に道路を渡らせてもらい、その後一人黙々と歩くのが日課でした。


小学校の旅行に、仕事が忙しかった母に代わり、姉がついてきてくれたこともあります。

色々なものを買ってもらいました。

年が離れた妹なので、かわいかったようです。

毎年、お誕生日やクリスマスには姉からのプレゼントがとても楽しみでした。

おしゃれなものを選んでくれました。

その後も、ずっと・・。


姉が亡くなる2か月ちょっと前、毎年のことだから・・と体は辛いだろうに、

病院の帰りに、デパートでうちの子たちにバレンタインデーのチョコを買って送ってくれました。

私も子供たちもいつも色々なプレゼントやお土産をもらって。


私の友だちは必ず言います。

優しいお姉さんだったね。

大好きだったって。

夫の姉も、優しいお姉さん・・あんなお姉さんが欲しかったと言ってくれました。


うちの子供たちは長期の休みには、実家に行き、姉にとてもお世話になっていました。

何しろかわいがってもらい、大好きな伯母ちゃんでした。


そんな姉はガンになってしまい・・。

検査の時に付添い、以来ずっと経過を聞いていました。

いつしか、私の方が姉になっていました。

ガンだとお医者様から告げられたのも私です。

同性ということもあり、すべて私が姉から相談を受けていました。

ガンの手術の日も私が泊まり込みました。


二人の甥と私の三人が余命宣告の辛さを分けあいました。

高齢の両親と姉にはひた隠し。

決して涙を見せてはいけない。

遠距離なので、姉ががんになってからは毎日電話で励ましました。


私の救いは子供らでした。

子供らの優しさ、温かさに勇気をもらいました。

子供らもとても辛かっただろうけれど。


そして、約5年。

その日は来て。

当時高校生だった娘が高校から慌ててもどり、その顔を見て、ものすごく癒されました。

大きな支えを感じました。

気丈にいたけれど、実家に着いて、姉の安らかな顔を見て、緊張の糸が切れました。

両親に気づかれない所に行き、

思わず肩をふるわせて声をあげて泣きました。

娘が肩を抱いてくれて、一緒に泣きました。

息子のいたわりの視線がよく分かりました。


とても、不幸なことではあるけれども、

この時ほど、子供の存在の大きさを感じたことはありません。

この子らがいるから、自分は生きてこられたのだ。

そんな思いが込み上げてきました。

辛い時、それを支えてくれる。

私にとって、それは子供達でした。

葬儀にきてくれた親友らもそうです。

そういう人々と出会えたこと。

その感謝の心、喜びが悲しみを小さくしてくれました。


今日は、姉のことを思い出して、一人思い切り泣きました。

がんとあんなに一生懸命戦った姉。

私もまだまだ頑張らねば。