●今日は個人の事業所得の115回目となります。
必要経費の107回目となり、今日も売上原価の続きを書きます。
荷造運賃の時にも触れましたが、引取運賃は棚卸資産の取得価額に算入されます。
具体的に棚卸資産の取得価額
を書きますと、
まず、
『他から購入した資産』につきましては、
その資産の購入代金に、
・引取運賃
・荷役費
・運送保険料
・購入手数料
・関税
・その他購入に要した費用を含むとされています。
◎それに、その資産を消費し又は販売の用に供するために直接要した費用の額というのも棚卸資産に算入するのですが、
次の費用の合計額が、購入代金のおおむね3%以内のときは、取得価額に含めないで費用とすることができます。 ![]()
・買入事務、検収、整理、選別、手入等に要した費用の額
・販売所等から販売所等へ移管するために要した運賃、荷造費等の費用の額
・特別な時期に販売するため、長期にわたって保管するために要した費用の額
その購入代金のおおむね3%という数字を出すのも通常別処理して集計しておかなくてはならないわけで、そこは注意しておかなければなりませんし、
費用にすることができるというできる規定なので、
厳密にどこ位の原価に関してのコストになるのかを計算しようとしたなら
そこは気をつけなければなりません。![]()
◆例えば、
商品が原価率が60%の購入代金とします。
単に原価60%だから・・などと思っていて、バーゲンを20%引でしようとします。
まあ、人件費その他を加味してもOKかなと。![]()
ところが、そこには、細かい原価になるコストがかかったりしていたりする場合もあります。
細かく計算したら、合計で購入代金の10%位かかってしまう場合もあるでしょう。
そうすると、原価は実は60%+60%×10%で、66%ということになってしまいます。
仮に、売価10,000円の商品を20%引で、クレジットカード使用の販売をしたとします。
その場合、8,000円の売値で、内カード会社に手数料として5%差し引かれるとすると、
手に入るのは、7,600円ということになります。
この売上原価は元々上代の66%の計算になっていましたから、6,600円です。
そうすると、7,600円-6,600円=1,000円の
儲けということになります。
さて、1,000円のこの儲け、果たして儲けになっているのか、どうか。![]()
単純に時給1,000円の人が、1時間に1個売ったとしたら、それだけでその儲けは消えてしまいます。
さらに、広告宣伝費、家賃、水道光熱費、通信費・・といった様々な費用をその中から捻出しなくてはならないわけで。![]()
さあ、どうしましょ
・・ということになるのです。
3%という数字ですが、実は商売上ではすごく大きな数字です。
買う側は、えっ、たった5%引?、10%引?そんな少しじゃ意味無いじゃん
と思ってしまいがちですが、
売る側は真剣勝負の値引きですよね。![]()
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