こんばんは! 井林たつのりです。
正月気分も抜け始めましたね。
と新年会を回らせていただきました。
ところで、明日から農協改革の議論が始まります。
世間ではニュースになっていないんですが。
テーマとなっているのは
①地域の農協が、東京にある農協中央会に縛られている。
その呪縛を解くために、監査を監査法人等に移すべき。
②農家ではないが、農協の趣旨に賛同している
「準組合員」が多くなりすぎていて、組合員に目がいかなくなっている。
準組合員の利用制限をすべき。
で、これをやると。地域の農協が農家の為に
自由に働くことが出来て、農家がよくなる!
と、まぁ。こんなことがテーマになっています。
正直言って、①と②をすると、農家がよくなるって
全く説得力が感じません。
まぁ、本音のところは
①TPPやWTO、古くはガット・ウルグアイラウンドで
農協が反対して、経済自由化が進まないから
このさい、農協を弱体化してしまおう!
②JA貯金や、JA共済。特に共済をアメリカが欲しがっている。
(ので、協力しよう。という論理に発展する理由がわかりません・・・・)
井林個人としては
①その問題は現実としてある。でも、日豪FTAでも農協は飲んだ。
しっかりと誠意をもって会話をすれば、道は開けるし。
大きな方向性の下、利害を調整しながら、現実を前に進めていくのが
政治の在り方だし、それが出来るのが自由民主党だからこそ
民主党政権に代わって、再度政権を奪還することが出来たのでは?
②また、郵政民営化の二の舞をするんですか?
自民党、少しは学習しましょうよ。。。。。。
これが私の意見ですし。
正直、農家が困っているのは
〇米の値段が安すぎる。
〇茶業では下落が止まらない。
〇厳しい環境基準で農薬がガラパゴス化し、
逆にグローバルスタンダードにマッチせず農産品が輸出できない
〇農地の一部を、アパートにしたり、息子の家を建てようにも転用できない。
(もちろん、大営農地帯ではすべきではありませんが。)
こういう事に農家が困っているのではないでしょうか?
少なくとも、今の農協改革は答えになっていません。
もちろん、農協に問題が無いわけではありません。
明日からの、農協改革。
自分自身で、農業政策の答えを求めながら
自分の意見を正々堂々と述べていきたい。
そして、多様な意見の中から成案を得る。
自由民主党らしい。政党政治らしい。
そんな議論をしていきたいと考えています。
という想いで、東京に向かう新幹線に乗っています。
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