韓国大統領が竹島に上陸しました。


外交・安全保障の歴史的敗北です。


外交・安全保障はサッカーのゲームではありません。


オリンピックで負けても、ワールドカップやアジアカップでは


0-0から始められるわけではありません。


しかし、北方四島・竹島・尖閣諸島連戦連敗です。


一体なぜこのような事態になったのか


自民党政治の反省も含めて、私は以下の三点に集約されていると考えています


①平和主義、経済交流優先、国連中心主義外交の忍耐の美徳が日本外交に想像力を欠如させた

 (特に二国間問題に関して)


②極東アジアにおける、経済的・軍事的圧倒的優位に立っているという状況が消失しつつある

 (政権交代後日米同盟のギクシャク感が事態を助長している)


③防衛白書を見ても、北方四島・竹島・尖閣諸島の優先順位。

 安全保障上のロシア・中国・韓国どこに対応していくのが優先順位が明確ではない。

 (①の結果とも言えるかもしれません)



井林が考える外交戦略は以下の通りです。


優先順位1;尖閣諸島の実効支配を継続、徐々に強化していく。

        まずは東京都による、日本の法制ルールにのっとった尖閣諸島における

        土地取引を実現させる。


優先順位2;竹島に安全保障上の強烈な圧力を加え、二度と大統領・閣僚が上陸しないようにする


優先順位3;上記対応を速やかに行った後、北方四島の返還交渉を加速させる。



私の考えは、北方四島の返還交渉をまず優先的に行うという立場です。


それは、日露外交上領土問題の認識が共有されているからです。


個人的には、段階的返還も有力な選択肢だと考えています。



竹島については、二度と大統領・閣僚の上陸を行わせない


時期を見て、民間人の上陸にも遺憾の意を表明する事を外交上行い続ける。


竹島返還のチャンスは、朝鮮半島統一の際の軍事的・安全保障上大きな変化が生じた際


電光石火のスピードで軍事的・外交的圧力を加える事で実現させるべく


その準備を怠るべきではないというのが基本方針だと考えています。



この基本的条件は、日米同盟の安定であり、


アメリカの東アジアにおける最大の同盟国は日本であり続けなければいけません。



そして、これを支えるうえでも、日本の国力の充実・向上は喫緊の課題です。


我が国の最大のテーマは、増税でも社会保障でも無く経済成長だと考えています。


直近、最大の課題は、円高対策に尽きると考えています。




我が国に突き付けられた課題は、重く厳しいものです。


今回の外交上の屈辱的敗北を機に、臥薪嘗胆


したたかで、戦略的な創造性の高い外交を作り上げなければいけません。





井林たつのりHP

http://t-ibayashi.com/