(047)幸運なまん丸い石 | 茨城県の名所(海・山・花・歴史)

 

  基本情報

【紹介No.】:047
【名称】:幸運なまん丸い石(こううんなまんまるいいし)
【住所】:常陸大宮市下伊勢畑2138
【営業時間】:24時間
【駐車場】:-
【緯度経度】:36.558790801729586, 140.28816732785717

 

  2024年2月3日訪問

常陸大宮市歴史民俗資料館に行ったので、その地域周辺のスポットを探したら「幸運なまん丸い石」というのがあると知って行ってみた。

事前にGoogleストリートビューで見たら雑草に覆われていたが、今回行ってみたところ雑草は伐採されていたので(しかも寒い季節なので)すぐに見付けることが出来た。

 

 

駐車場として用意されているわけではないが、クルマを停めるスペースがあるし、隣接した橋を渡ったところにもタイヤチェーン装着用みたいなスペースがあって停められる。

 

 

詳しいことは、この説明文以外には分からない。

 

「この石はトンネル内から出てきた幸運なまん丸い石です。さわってあげましょう」

 

トンネル?どこのトンネルだろうか?

すぐ近くには御前山ダムがあるので、それに関係するトンネルの工事?

 

 

「幸運な」というのもちょっと安易な感じがするけど、説明文が印刷文字なので公共団体が金をかけて整備した感があるのが不思議。これがもし手書きだったら納得出来るんだが・・・。

 

角度を変えて見ても、やっぱり丸い。

この丸さについて、自分なりに考察してみた。

 

 

最初に思ったのは、海の波や川の流れの力が長い間加わって作られた「ポットホール」、日本語で「甌穴(おうけつ)」の石じゃないかという説。ちなみにポットホールに入っている石は「ドリルストーン」と言う。

下の写真は、伊豆半島の海岸に出来たドリルストーンで、今回の「幸運なまん丸い石」よりも2回りほどデカイ。

 

 

近くには那珂川があるわけで、古代の那珂川で作られたドリルストーンが地中に埋まり、最近になって人間が掘り出したものという可能性は無いかな・・・?

 

それからもう1つの説として、化石を核にして岩石が作られた「ノジュール」という説。

比較として、某博物館で撮ったノジュールに入っている化石の写真が以下のもの。

 

 

ノジュールとしてはかなり大きいのでちょっと可能性は低いかも知れない。まあ近くで化石が採れるかどうかで可能性も変わってくるとは思うけど。

 

さて、周辺を見渡すと、すぐ近くに廃校となった「伊勢畑小学校」があった。

工事中のようだったので、もしかしたら取り壊されるのかも知れない。でも立派な造りなのでそのまま活用されることを祈りたい。