茨城県の名所(海・山・花・歴史)

 

  基本情報

【紹介No.】:048
【名称】:百観音洞窟群(ひゃくかんのんどうくつぐん)
【住所】:常陸大宮市下小瀬
【営業時間】:24時間
【駐車場】:あり
【緯度経度】:36.58082028202641, 140.33762467163874

 

  2024年3月3日訪問

たまたまGooglemapで見付けた「百観音洞窟群」という場所、洞窟の中に観音像がたくさん鎮座しているらしく、非日常の風景を求めて出掛けてみた。

 

どうやら前方の小山がその場所らしい。

小さい山に見えるので、登るのも楽勝だろうとタカをくくっていた。

 

 

ところがクルマを降りて進むと、かなり急な階段が。

ちょっとした好奇心で来た軽い気持ちだっただけに、この登りを後悔し始めた。

 

 

ヒイヒイ言いながら急な階段を登り切ると、展望台と、その背後に洞窟があった。展望台にはテーブルがあるので、しばらくそこで休んで洞窟に入ってみる。

 

 

中を覗き込むと、確かに石像が並んでいる。

奥の方にストロボを置いて撮ってみたが、1つじゃ足りないなと思った。

 

 

そういうわけで、ストロボ2つを使って内部を照明。

ちなみに一番奥にある光の点はストロボではなく、元々設置されていた照明。

 

 

振り返って出入り口を見たところ。展望台の建物が少し見えている。

 

 

洞窟の一番奥のほう、少し下ったところで行き止まりになっており、そこに大日如来像が鎮座していた。

 

 

ストロボを洞窟内に置いたまま出てきて、改めて撮影してみた。

 

 

その後、さらに山の上の方に登れる階段を見付け、せっかくだからとそちらにも登ってみることにした。

 

 

この登りもかなりきつかったが(高所恐怖症的な意味で)、また別の洞窟観音があった。

なお、帰り道は別のルートから行けば急な階段を降りる必要が無いことが分かった。

 

 

 

  基本情報

【紹介No.】:047
【名称】:幸運なまん丸い石(こううんなまんまるいいし)
【住所】:常陸大宮市下伊勢畑2138
【営業時間】:24時間
【駐車場】:-
【緯度経度】:36.558790801729586, 140.28816732785717

 

  2024年2月3日訪問

常陸大宮市歴史民俗資料館に行ったので、その地域周辺のスポットを探したら「幸運なまん丸い石」というのがあると知って行ってみた。

事前にGoogleストリートビューで見たら雑草に覆われていたが、今回行ってみたところ雑草は伐採されていたので(しかも寒い季節なので)すぐに見付けることが出来た。

 

 

駐車場として用意されているわけではないが、クルマを停めるスペースがあるし、隣接した橋を渡ったところにもタイヤチェーン装着用みたいなスペースがあって停められる。

 

 

詳しいことは、この説明文以外には分からない。

 

「この石はトンネル内から出てきた幸運なまん丸い石です。さわってあげましょう」

 

トンネル?どこのトンネルだろうか?

すぐ近くには御前山ダムがあるので、それに関係するトンネルの工事?

 

 

「幸運な」というのもちょっと安易な感じがするけど、説明文が印刷文字なので公共団体が金をかけて整備した感があるのが不思議。これがもし手書きだったら納得出来るんだが・・・。

 

角度を変えて見ても、やっぱり丸い。

この丸さについて、自分なりに考察してみた。

 

 

最初に思ったのは、海の波や川の流れの力が長い間加わって作られた「ポットホール」、日本語で「甌穴(おうけつ)」の石じゃないかという説。ちなみにポットホールに入っている石は「ドリルストーン」と言う。

下の写真は、伊豆半島の海岸に出来たドリルストーンで、今回の「幸運なまん丸い石」よりも2回りほどデカイ。

 

 

近くには那珂川があるわけで、古代の那珂川で作られたドリルストーンが地中に埋まり、最近になって人間が掘り出したものという可能性は無いかな・・・?

 

それからもう1つの説として、化石を核にして岩石が作られた「ノジュール」という説。

比較として、某博物館で撮ったノジュールに入っている化石の写真が以下のもの。

 

 

ノジュールとしてはかなり大きいのでちょっと可能性は低いかも知れない。まあ近くで化石が採れるかどうかで可能性も変わってくるとは思うけど。

 

さて、周辺を見渡すと、すぐ近くに廃校となった「伊勢畑小学校」があった。

工事中のようだったので、もしかしたら取り壊されるのかも知れない。でも立派な造りなのでそのまま活用されることを祈りたい。

 

 

 

 

 

  基本情報

【紹介No.】:046
【名称】:石切山脈(いしきりさんみゃく)
【住所】:笠間市稲田4260-1
【営業時間】:9:00~16:00(不定休)
【駐車場】:あり
【緯度経度】:36.37946726650514, 140.20340523506613

 

  2023年11月25日訪問

笠間市に、みかげ石採石場跡に水が溜まって絶景となっている場所があると聞いてやってきた。

幹線道路から横道に入ると、前方に石を切り出した跡が見えてきた。

 

 

クルマを停めて入場料300円を払って中に進むと、すぐに火口湖のような風景が見えてくる。

 

 

けれども微妙に離れているので、もう少し近付いてみたいと思ったところ、左側に回り込める道があるようだったので行ってみる。

途中、作業場の横を通った。建物がかなり傷んでいるようだが中では石を加工している最中だった。

 

 

作業場の横を抜けると、石のオブジェが並ぶ広場に出た。でもそれよりも湖のほうに気が向いているので、それはあとにしよう。

 

 

とは言いつつ、タヌキが気になって撮ってみたり。

 

 

結構近付いたので、なかなか迫力がある。

下の写真は超広角17mmレンズで撮ったもの。それでも足りないくらい。

 

 

対岸を見てみると、石を切り出した筋がなかなか面白い造形。

 

 

今度はもっと近付いて、10mmの超々広角レンズを使ってみた。

下の写真はカメラを突き出して撮影しているのだが、実際はかなり怖い。

 

 

よく見ると、岩の上で人影が複数見える。

これは予約制の見学ツアーで、確か1000円で採石の様子を見学出来るらしい。ちなみに事前予約はとても数日前で取れるような感じではなかった。

 

 

 

望遠レンズで拡大してみると、色々な様子が見られて面白い。

 

 

 

 

帰りがけに見た五重塔もなかなか壮観だった。

ある彫刻家が、「石の中に元々存在した造形を掘り出しただけです」と言ったとか。この五重塔も、ここで掘り出されるまでずっと数万年間眠っていたのだろうか。