「茨城ファーム」
イチゴのプランター栽培
2023/10/29
・イチゴの定植時期となり、ご家庭でイチゴのプランター栽培を始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
・過去にチャレンジして、挫折した方も...。
・「茨城ファーム」が自宅の庭で実践して、毎年多くのイチゴ収穫している育苗方法をご紹介いたします。
・マンション住まいだからできない...、庭が狭いからできない...。そんなことはありません❗筆者は1坪ほどのスペースで、シーズンには1日50粒ほどは収穫しています。イチゴは日当たりさえ確保できれば、ベランダや出窓の極小スペースでも十分立派に育てることができます。
・本記事をご参考に頂ければ、きっと春先には立派なイチゴをご家庭で楽しめるはずです🍓
(1)栽培準備
【①栽培時期】
・ホームセンターでイチゴの苗が出回るのは、9月~11月頃。イチゴは寒さにめっぽう強い一方で(雪が積もっても平気。根が凍り付かなければ枯れません)、暑さにはとても弱い植物です。
・近年は9月中はおろか、10月でも30℃を超える日も珍しくありません。
・せっかく購入した苗が、プランター定植後に枯れるのを避けるためには、10月に入り多少涼しく感じられる時期となったのを確認してからでも遅くはありません(人気の品種は売り切れもあり、どうしても早く購入したい場合は、植え付けした苗を半日陰の涼しい場所で生育するなど、猛暑の日差しから苗を守ってあげましょう)。
【②オススメ品種】
・一季成り品種、病気に強い品種がオススメです。四季成り品種もありますが、結局のところ春先~初夏以外のオフシーズンは、さほどの実りもなく、シーズン中も中途半端なイチゴが多いのが、筆者の個人的見解です。
・シーズンにトコトン楽しみ、オフシーズンは別の野菜を育て楽しむのが、限られたスペースで楽しむ家庭菜園では理にかなっています。
【③培土】
・ホームセンターで販売している、野菜栽培用の培土で十分育てられます。
・イチゴ専用の培土があれば理想的ですが、あえて高価な培土を使用しなくても、野菜栽培用の培土で十分に立派なイチゴは育ちます。
【④プランター選び】
・深さ15cm以上(土の表面から底面まで15cmあれば十分、20cm以上は根は伸びない)。
・土の容量はイチゴ1株あたり2L以上(1株につき2Lあれば十分と言われています)。
・プランター種類は、プラスチック・陶器・不織布のもの何れでも構いませんが、必ず「水はけが十分される」プランターを選ぶようにしてください(水はけが悪いことに起因する「根腐れ」は、イチゴ栽培に失敗する代表例です)。
※筆者オススメ環境→不織布プランター(水はけ最高/根が呼吸しやすい)、土はやや多めに1株あたり4L以上(プランター栽培は土が乾燥しがちなため)、深さは土を15cm 以上入れられるもの。
【⑤植え付け時の注意点】
・深植えしないよう注意しましょう。
・イチゴ苗には、クラウン(王冠)と呼ばれる、新葉が出てくる中心部分があります。
・クラウンが地中に埋まってしまうと、新葉が芽吹くことができなくなってしまうため、深植えしすぎにはご注意ください。
※(参照)筆者の生育環境
(3)春先から収穫シーズン
・春先(3月)から収穫シーズン(4月下旬~6月上旬)
【ランナー/脇芽の処理】
・収穫シーズン終わりまでは、絶えることない繰り返し苗のお手入れを欠かさず行いましょう。
【水やり】
・イチゴ苗も冬眠から目を覚まし、春先からは、一気に活動が活発になります。
・葉の成長とともに、必要となる水分も多くなりますので、春先からはしっかり水やりしましょう。
【追肥】
・培土の元肥えが切れてきますので、春先のイチゴ苗の活動再開に間に合うよう、与える肥料の種類に応じて前倒し追肥を施しましょう。
・追肥時期の目安としては、緩効性の有機肥料(鶏ふん)ならば2~3月中、化成肥料ならば3月中、液肥ならば目に見えて生育が活発になる4月頃でも遅くはないでしょう。
・以後は、収穫期間中は苗の状態を見ながら少しずつ肥料を与えるようにしましょう。
※筆者の収穫シーズン様子
(ブルーのネットはイチゴを狙う、ムクドリ対策です。プランター栽培・小スペースですが、ラックで立体的にすることで風通し良く、イチゴを狙う鳥、猫、ナメクジからの被害も軽減できます)
・イチゴは決して栽培の難しい野菜ではなく、広い菜園スペースも必要としません。
・シーズンには、毎日自宅でイチゴ狩りできますよ~🍓🍓🍓
【末尾に】
・「茨城ファーム」運営、筆者の自宅ではイチゴ獲れすぎて、シーズン終盤には味変を求められるほどです(贅沢なようですが、毎年...)。
・苺ジャムに加工している様子をアップします。
・「茨城ファーム」(メルカリ出品中)の応援よろしくお願いいたします❗