2019年ラストの観劇。12月19日~23日まで行われていたミュージカル座公演「クリスマスに歌えば」を観てきました。かとう唯ちゃんが出ていた月組公演を全4回観ての感想を簡単に。
最初に、クリスマスってなに?という感じの歌が歌われて、まずクリスマスのそもそもの由来が福音書に基づいて、「受胎告知」の場面から「東方三博士」の場面まで演じられます。ここでまず唯ちゃんが聖母マリア役として出てくる。尊い。
そこからクリスマスにまつわる話を、古今東西、フィクションノンフィクション交えてオムニバスでいく流れ。まず好きだったのが、「サンタクロースっているんでしょうか」の話。19世紀終わり頃のニューヨーク、新聞にそんな投書をした女の子と、その返信を社説で書いた新聞記者の話。すごく有名な話らしいですが、恥ずかしながら知りませんでした。そして3回目の月組公演を観た後にネットでその原文を読んでから、最後の4回目の公演を観た次第。いろいろな意味でアメリカらしい話だなと思いつつ、けっこうグッときました。読んだ原文はこちら。
“YES, VIRGINIA, THERE IS A SANTA CLAUS”
https://www.newseum.org/exhibits/online/yes-virginia/
もう1つ好きだったのが、O・ヘンリーの「賢者の贈り物」のくだり。最早、「陳腐」と言ってしまいそうなくらい有名な話なんですが、やはりすごく良い話だし、それを劇として目の前で演じられると特に心を動かされます。女性のデラ役を演じたのはかとう唯ちゃんでした。
全体としてオムニバス形式で進んでいく舞台ではありますが、1つの「背骨」になっているのがディケンズ作の「クリスマスキャロル」。個人的にすごく懐かしくて、中学か高校の時の英語の副読本みたいので抜粋を読んだ気がする。「スクルージ」という主人公の名前を聞いて、ものすごく懐かしい気持ちになりました。特殊な体験を通じて回心をした主人公スクルージが周りの人々を幸せにし、自分の人生そのものを言祝ぐ。その中心に「クリスマス」というものがあって、この舞台に出てきた古今東西のいろんな登場人物たちが、この「クリスマスキャロル」の筋にまとまっていく。そして、最初に歌われたクリスマスってなに?という歌がまたオーラスにきて、「クリスキャロル」からの流れを受けて、それは「愛」だという答えに至るわけで、この流れが最高でした。
個々の役者さんにふれると、田宮華苗さん。役のふり幅がすごくて、特に合唱部の中学生役では迫真の演技で、客席の反応も舞台中で常に最高。その姿で登場するだけで客席が反応するくらいの雰囲気を作ってました。
今回で2019年の観劇は終了。数えてみたら、かとう唯ちゃん関連で24回、その他で10回弱くらい観劇したってことで、たぶん今までで一番舞台を観に行った年になったっぽいです。
