☆鳳雛S【L】
京都競馬場・ダート1800m
3歳オープン/別定
◎⑥カシマエスパーダ
○⑦コトホドサヨウニ
▲④ブルーサン
△⑤シークレットキー
△①デトネイション
△⑨ミッキークレスト
自信度:B+
予想は馬体重の大幅な増減の有無による影響、パドックでの状態などを十分考慮の上、馬券は自己責任でお買い求めください。

今週は日本ダービーが行われる。
……まぁ、明日のことは明日書くとして。笑
毎年同じことを書いているので、読者の方はニヤッとしたことだろう。

土曜日は葵Sが行われるが、筆者の得意なダート戦のリステッド競走で自信の持てるレースがあり、こちらを勝負レースとした。

競馬を嗜む我々にはお馴染み、その名も鳳雛S。
まさか競馬ファンで読めない人間はいないと思うが、臥竜鳳雛、伏竜鳳雛という四字熟語もあり、それも中山のダートのオープンに伏竜Sまであるのだから、競馬というものはやっているだけで知識が増える素晴らしいものである。

最近、熱闘甲子園の今年のテーマソングに決まった曲が漢字はメチャクチャ、表現は意味不明で、あまりの教養のなさによって叩かれていて筆者は大笑いしたのだが、結局どんなことでもある程度の知識は必要。
まして、ロジックパズルである競馬でレースの証明問題を解き明かして勝っていくためには明らかに知識と論理的な思考力が必要であって、何かなと思ったときに調べて知識として身につけるアンテナを常に張り巡らせているぐらいでないといけない。

筆者は土曜日・日曜日と例によって幕張メッセにて丸二日間握手会に参加するため、前乗りのホテルにてこの記事を執筆している。
キチッと土曜日にアドバンテージを作って日曜日を迎えたいものだ。

■テーマ

三歳ダートオープンにはまだ定番の「アレ」がない!

■狙い方のポイント

「ダートのレースか。狙いはいつも格と実績がある馬だったな。どれどれ、格と実績は、、ない!」

そう、当然ながら三歳馬のダートオープンではまだ実績を残して格が上の馬など存在しないのである。
ダート路線では大きな体系整備が行われて、毎年6月に行われていた有力重賞のユニコーンSは今年からは4月開催になったため鳳雛Sの時点では終わっていることになったものの、それでも大きなレースを優勝・連対している実績馬は存在しない。
従って「のちに実績が上になる馬」を探すわけだが、それが分かったら苦労しない。

しかし、そうは言ってもオープンクラスまで上がっていれば様々な要素でその片鱗は見せているはずだ。

直前の一勝クラスを「なんとか勝った」「相手が弱く勝ってしまった」のか、「人気を背負ってねじ伏せるように好時計で快勝した」のかは大きく違う。

今述べたように、見るべきは直前に勝ち上がったはずの一勝クラスのパフォーマンス。

・人気を背負って勝った
・時計が特筆ものだった
・着差を付けて大勝ちしていた
⇒相手が弱かった、展開が向いた可能性に注意
・素晴らしい末脚を使っていた
・新馬戦or未勝利戦から連勝した
・新馬戦or未勝利戦でも大楽勝していた

このあたりに多く該当するものがあればまず勝てるはずだ。今回はそういう馬がいる。

■予想詳細

本命はカシマエスパーダ!

新馬戦こそ前半65秒8というウルトラスローペースのレースを大きく離された位置から差し損ねる騎手の失態で落としたが、その後連勝。
そして前走の一勝クラスのパフォーマンスが特筆ものであり、上記したポイントのほとんどに該当していた。

新馬戦を負けて仕切り直しの未勝利戦を5馬身差の圧勝で勝ち上がると、前走の一勝クラスは1番人気を背負い、同日同条件の未勝利戦より2秒3速い1分51秒8の好時計で快勝。
それも勝ち方が素晴らしい。3コーナーからスーッと馬なりで競りかけていき、直線ではもう先頭集団へ取り付くと、直線で相手を追い落としてゴール前は着差以上に余裕もあった。

あの競馬ができればオープンクラスでも安心して本命にできるというもので、前走逃げられず惨敗したブルーサンが何がなんでも逃げる競馬なら、中団前あたりで落ち着いて追走して仕掛ければいい。

陣営のコメントも「ここを目標に力を出せる仕上がり」となっているのでデキは大丈夫だろう。


対抗にコトホドサヨウニ。

福島の未勝利戦をレコードで勝ち上がると、ネモフィラ賞2着を挟んで前走の一勝クラスわらび賞を
7馬身差の大楽勝。2着に下した馬は直前に◎カシマエスパーダとコンマ3秒差だった馬で、中身もフロックではなかっただろう。

おそらくこの騎手でなかったらもっと人気になるはずの馬で、筆者もオープンクラスで城戸騎手は買いづらいが、ともかく馬の実力はある。

▲ブルーサンは3走前に1分50秒3の好時計で快勝すると大井の雲取賞へチャレンジ。そこを2馬身差で勝ったまでは良かったが、前走のダートクラシック一冠目の羽田盃では逃げられず、手応えは最悪で23馬身差の最下位に大惨敗。2番人気で軸にしていた筆者は3コーナーで怒号とともにスマートフォンを投げ捨てた。笑

仕切り直しの今回は何がなんでも逃げるはずで、マイペースなら走れる馬だった場合を見て。

△シークレットキーは2走前の一勝クラスを勝って臨んだ大井の京浜盃を負けているが、1コーナーで不利があり多少見直せる面も。

△デトネイションは連闘でなかったら本命候補だったほど前走の一勝クラスは良馬場で1分52秒6の勝ち時計で楽勝しており、それも上がりの脚は36秒6。差し競馬になればこれかもしれない。

△ミッキークレストは消してもいい一応の印。

先週のオークスでチェルヴィニアが2番人気に評価されて勝ったように筆者が評価していなくても人気が正しい場合「も」たまにはあるが、この1番人気は意味不明。稍重で1分54秒6で一度勝ったきりではさすがに苦しいはずで、これに本命馬が負けたら納得できるものではない。