☆桜花賞
【第84回・GⅠ】
阪神競馬場・芝1600m(外回りBコース)
3歳オープン/牝馬/馬齢
◎⑫ステレンボッシュ
○⑨アスコリピチェーノ
▲⑪コラソンビート
△②クイーンズウォーク
△⑦スウィープフィート
△⑪ライトバック
△⑱チェルヴィニア
自信度:AA
予想は馬体重の大幅な増減の有無による影響、パドックでの状態などを十分考慮の上、馬券は自己責任でお買い求めください。

突然ですが、我が軍こと横浜DeNAベイスターズが絶好調でございます!!

伝説の1998年以来、26年ぶり「3回目」の優勝を目指す我が軍は、開幕戦を勝ったのが5年ぶり、開幕連勝を飾ったのが24年ぶり(笑)という快挙中の快挙で、その時点で狂喜乱舞して興奮していたのだが、なんと昨日の時点で開幕3カード連続勝ち越し(そんなことをやった記憶がないので史上初じゃないかと思ったら24年前にやっていたとのこと)を決め、現在6勝2敗の貯金4で単独首位を快走!
まさに「春の珍事」とはこのこと。。笑
……ゆ、優勝しちゃったらどうしよう。。(((;゚Д゚))

そんな快調なベイスターズとは対照的に、今年は「なんだか変」な調子が続いている筆者の競馬。
個人的な収支的でも勝ってはいるものの、現時点ではホームランも少なく、例年ほどの大きなプラス収支も得られていない。
昨日のニュージーランドTは「年間でも指折り」なほど自信があった本命馬が4コーナーの時点で「マジか!ダメか!」とWINSのテレビ画面の下でかなり大きな独り言が出る程の手応えで、なんと最下位。

予想の根本が間違えているとか、最後の二択を間違えて縦目を連発しているならともかく(それもあるが)、自信の本命馬が飛んでる(ルガル、キャプテンシー)のと、そもそも明後日の方向に荒れている(フェブラリーS、チューリップ賞、弥生賞)のが多くて特にメインレースで苦労している。

とはいえいよいよ今日からは春競馬本番の桜花賞に入っていくため、動揺することなく辛抱強く、基本に忠実に論理的な正しい根拠に基づいて予想をしていきたい。

■テーマ

問答無用、牝牡クラシック唯一の「世代最強馬決定戦」!

■狙い方のポイント

実は筆者は牡馬・牝馬含めて「クラシック」と呼ばれているレースにおいて、世代最強王者を決めるレースは唯一この桜花賞だけだと思っている。

オークスや秋華賞より桜花賞が上だという点はなんとなく納得いただけるだろうが、「日本ダービーは?」という指摘もあるかもしれない。
しかし、逆に聞きたいが、「ダービー馬」で近年、世代最強馬だった馬を教えてほしい。ドウデュース?もちろん近年稀に見る超トップクラスの馬だと思うが、世代最強王者はもちろんイクイノックスだろう。コントレイルは世代最強馬だったことには間違いないが、次点がディープボンドというとんでもなく低いレベルの最強馬だった。あとは駄馬ばっかりである。

「桜花賞馬」はそんなことはない。ほとんどの世代で世代最強牝馬であることにまず間違いない。
昨年から列挙してもリバティアイランド、スターズオンアース、ソダシ、デアリングタクト、グランアレグリア、アーモンドアイだぞ。挙げた馬全てでG1を何勝したのか、計算する気にもならない。笑

それは、少し短い距離で勝ち上がったスピード上位の馬が一挙に集まって戦うため大抵レベルがかなり高くなる阪神ジュベナイルフィリーズという二歳王者決定戦があり、これが桜花賞と同じ舞台のため、チューリップ賞を含めて年明けにあるステップレースのほとんどで阪神ジュベナイルフィリーズ不出走組がその上位組を上回るということ自体が至難の業ということが理由だと思っている。よほどのポテンシャルを持った馬がチューリップ賞やエルフィンSで結果を圧勝して出てくるくらいでないと、阪神ジュベナイルフィリーズ上位組を上回ることはできないのである。

そうであれば、今年の阪神ジュベナイルフィリーズのレベルがどうだったのかということになるが、言わずもがな、かなりのハイレベルであった。
時計も圧倒的に速く、内容としても新潟2歳S馬がスピードで押しきり、赤松賞でナタのキレ味を見せて勝っていた馬が直線で詰まって外に出しつつゴール前で猛追の2着。1400mを連勝で京王杯2着Sを制していたスピード上位馬が3着。7着馬がその後のチューリップ賞を楽勝している。年明けのステップレースで阪神ジュベナイルフィリーズを上回ったレースは一つもないことはほぼ間違いない。

当然、阪神JF上位組が狙いになる。

■予想詳細

本命は阪神JF2着馬ステレンボッシュ!

狙い方のポイントで六回もキーワードに出した阪神ジュベナイルフィリーズであるが、昨年のこのレースで一番強い競馬をしたのはステレンボッシュである。
ゲートで出遅れた上に直線では外に出すのに手間取り、ゴール前で猛追したもののアスコリピチェーノにはクビ差だけ届かなかった。ゲートと直線が両方まともであれば、勝ったのはこちらであった。

ルメール騎手から乗り替わるが、そのピンチヒッターが名手のモレイラ騎手なら全幅の信頼を置ける。
世代最強牝馬として、ノーザンファーム生産x吉田勝己オーナー所有x国枝栄厩舎xエピファネイア(全てを信頼しているわけではないが、牝馬のマイルだけは話が別。)xウインドインハーヘア(ご存知ディープインパクトの母)の牝系ならプロフィールも文句なし。


対抗は当然、阪神JF優勝馬アスコリピチェーノ。

3番人気だった阪神JFでは筆者は本命にしていた。
同日のカペラSかなんかを勝負レースに指定していた都合上、阪神JF自体の記事は書いていないが、その勝負レース記事上で「阪神JFで買うなら◎アスコリピチェーノ」と書いた記憶があるので探してほしい。

新潟2歳Sがかなりの好内容でスピード上位と見て本命にしていたが、勝った(=的中した)とはいえ、印象は「よく凌いだな、、」というもので、ものすごく強い印象ではなかった。もちろん、先に抜け出した瞬発力は世代上位のきちんとしたもので、坂のある阪神競馬場で止まらず凌ぎきったのは見事であった。
その印象を上回ったのがステレンボッシュだったということである。

▲コラソンビートは阪神JF3着馬。3連勝で京王杯2歳Sを優勝し、それが1400mでの連勝だったため筆者は評価を落としていたが、きちんと走りきった内容は評価でき、その後1400mに戻したフィリーズレビューを2着に負けているのも逆にいい。

△クイーンズウォークが怖い。毎年口酸っぱく「今後の牝馬のレベル、オークス、NHKマイルカップを予想するなら必ず参考になるから必ず見て分析するように」と指摘しているクイーンカップの優勝馬で、これに川田騎手が騎乗する中内田厩舎の馬であるということで怖いに決まっている。しかし、「」内に桜花賞が入っていないことからも分かるように、本来はクイーンカップと桜花賞は直結しない。やはり阪神競馬場と東京競馬場は違うからだろう。

以下は分かりやすくチューリップ賞馬の△スウィープフィート、エルフィンS馬の△ライトバック、最後に仕方なく△チェルヴィニア。笑