☆コーラルS【L】
阪神競馬場・ダート1400m
4歳以上オープン/ハンデ
◎①タガノクリステル
○⑯テーオーステルス
▲⑬レディバグ
△⑧アイオライト
△③レオノーレ
自信度:B
予想は馬体重の大幅な増減の有無による影響、パドックでの状態などを十分考慮の上、馬券は自己責任でお買い求めください。

先週末二日間は筆者は握手会に参加しつつ、競馬では三歳の牡馬・牝馬ともにクラシック路線に向けて重要な前哨戦であるチューリップ賞と弥生賞が行われ、当ブログでも予想記事を掲載した。

自信度はともにB+であったため外してしまって申し訳なかったが、チューリップ賞は馬連万馬券で三連単は169万円超えを記録。弥生賞も11頭立てで6人気→3人気→9人気→11人気で決まって「ほぼ3強」と言われていたうち2着シンエンペラー以外の2頭は皐月賞出走はほとんど絶望的になってしまった。
チューリップ賞弥生賞といえば堅く決まることが多いことで知られていたが、ああなってしまっては筆者もお手上げに近い。

筆者としては来週にはAKB48が新曲発売を控えており出費が激しく、春になったので新しい野球道具やベイスターズのグッズも買いたいということで何かとと物入り。競馬はそれをカバーすることを意義としてやっているので、今週はどっかりと腰を据えて、大きなプラス収支を得てやろうと思っている。

土曜日は重賞の中山牝馬Sも行われるが、西のメインレースにダートのリステッド競争のコーラルSがある。
人間も馬も女の子の気持ちは男には理解しきれないことが多いのが性(さが)というもので(?)、その上ハンデ戦であるという難解な条件に、さらにウィークデーには降雨があってただでさえタフな中山競馬場が重たい馬場になっている。そうであれば、同じハンデ戦とはいえ筆者の得意なダートの古馬競争で勝負する方が賢明な選択に思える。

重賞の予想を見たい読者の方には申し訳ないが、あくまでも競馬は副業としてお金を増やして大切な人との時間や趣味のために使うため「だけ」のもの。
G1や大きなレースならともかく、不確定要素が大きいハンデ戦や牝馬限定戦、ローカル競馬場のレースを無理にやる必要はない。

■テーマ

リステッド競争(オープン競争)でもダートの狙い方は同じ!
格・実績(OPでは=経験の差)が結局モノを言う!

■狙い方のポイント

ダート重賞の狙い方はなんですかと聞かれて、読者の方で答えられない人はいないでしょう。

オープン競争でも(オープン競争までは)基本的な考え方は同じ。
さすがに条件戦までは勢いや素質でなんとかなるが、階級が一つ上がりトップレベルに近づくにつれ実力の差が大きくなるダート界においては格の違いや実績・経験の差が非常に大きくモノを言うことになる。

先週の日曜日に記事を上げた総武Sでは「まず負けない」と思っていたダート転向後無敗の3連勝中だったサーマルソアリングを自信度Aで本命にして、ゴールドハイアーにゴール直前に差しきられてコンマ1秒負けてしまった。
サーマルソアリングは四歳牝馬でもちろんオープン昇級初戦。これまでの3連勝中に付けた着差は2.2→0.9→0.2と、勝っていたとはいえ急激に僅差になっていた。対するゴールドハイアーは六歳牡馬で、オープンクラスに昇級してあれが7戦目。徐々に慣れてきていて、すでに直前の師走Sで僅差に好走しているという「経験」があった。
コンマ1秒差を分けたのは「経験の差」だったのである。

このコーラルSは過去5年、なんと7歳以上の高齢馬が毎年3着以内に入っており、それも2年前、3年前は高齢馬同士のワンツーが決まっている。それでは「高齢馬が強いレース」なのかというと、もちろん、競馬にそんなレースは存在しない。笑
高齢馬には「実績・経験」がある。勝ってはいなくても重賞で好走した経験がある。例えば大きく負けていたとしても最高峰のフェブラリーSに出たことがある。オープンクラスは走り慣れていていつもきちんと走れていて、展開やメンバー次第では好走している。
そういう経験はちゃんと実になっているのだ。

■予想詳細

本命はタガノクリステル!

充実期を迎えた五歳牝馬で、オープンクラスに昇級してこれが7戦目。そしてこれまでに地方とはいえ交流重賞のスパーキングレディーカップでの3着やカペラSでの5着(4着リュウノユキナとはクビ差)と好走歴があり、毎回堅実に走っている。

そして昇級以降は京都競馬場、中山競馬場、川崎競馬場と走ってきたが、今回は得意の阪神競馬場に戻ることが大きい。
阪神競馬場はこれまで【2.1.4.2】。9戦走って馬券圏内を外したのは2回だけという堅実ぶりで、京都や中山のようなトリッキーなコースよりも阪神の方が間違いなく合っている。

前走のすばるSでは今回の中心人気になっているテーオーステルス(福永調教師の調教師デビュー戦で武豊騎手が乗るレオノーレが人気になっているが、事実上の1番人気はテーオーステルスだろう)にコンマ4秒負けているが、斤量差は1kgから3kgに大きくなり、舞台が阪神競馬場に変われば逆転まであると思っている。
それでいてタガノクリステルは5番人気。単勝オッズでは4倍近くの差がある。期待値はこちらだ。

祖母は1999年の秋華賞を12番人気で差しきったブゼンキャンドル。母の父はアグネスタキオン。そしてお父さんはジオグリフが皐月賞を勝つ前から筆者が注目していたドレフォンという血統である。
ドレフォンは相手方の母の父の特徴を良く引き出すタイプ(生物の授業でいう「劣性(潜性)遺伝」)で、イクイノックとドウデュースがいた皐月賞で「ダート種牡馬」だと言われていたドレフォン産駒のジオグリフを筆者が本命に出来た理由は、母の父がキングカメハメハだったから。
そしてこのタガノクリステルの場合、ノンコノユメやワイドファラオなどダート馬をよく出しているアグネスタキオンが母の父にいて、元々ダートの短距離種牡馬と言われているくらいのドレフォン産駒。ダート1400mで出世するのは当然であり、むしろ1200mより合うはずだと思っている。


対抗にテーオーステルス。

事実上の1番人気はこちらだろう。オープン昇級初戦のすばるSを一発でクリアしたのは見事で、というよりさすが川田騎手という感じで見ていて唸ってしまった。
とはいえ、昨年の秋の段階では今回二桁人気のメイショウミツヤスに負けており、その後の秋嶺Sでは今回も対戦するサクセスローレルに同斤量で負けている(そのサクセスローレルは今回は2kg軽い)。
人気ほどは信頼できないというのが結論である。

▲レディバグは◎タガノクリステルが3着だったスパーキングレディーカップの勝ち馬。今回、直近で重賞勝ちがあるのはこの馬ぐらいだろう。
先行馬が少なく、こういう展開で思い切って前に行ければ、酒井学騎手は度々穴を開ける。

△アイオライトはさすがに59kgは厳しいと思うが、これまでに積んできた経験値はメンバー断トツ。
この馬も逃げたりマイペースで先行したりできるようなら、栗東Sで◎タガノクリステルを7馬身ブッちぎって勝っているように、ハマればまだまだ走れる。
コーラルSはそういうレースだと言われたら頷くしかない。

△レオノーレは福永祐一元騎手が調教師として開業してのデビュー戦で、武豊騎手が騎乗。形を変えたJRAが誇る名コンビの門出なので下手したら「ご祝儀」がありそうなのが怖い。笑
そうとはいえ、いくら何でも1番人気はさすがに。。