☆日経新春杯
【第71回・G2】
京都競馬場・芝2400m(外回りAコース)
4歳以上オープン/ハンデ
◎⑬サヴォーナ
○⑭サトノグランツ
▲⑦ハーツコンツェルト
△④リビアングラス
自信度:B-
予想は馬体重の大幅な増減の有無による影響、パドックでの状態などを十分考慮の上、馬券は自己責任でお買い求めください。

明けましておめでとうございます。笑

なにしろ正月三日間、特に最初の二日間の競馬が「なんだこれは」という内容だったのでモヤモヤとしたスタートになったが、改めて再出発となった昨日の愛知杯では◎ミッキーゴージャスから「軽視してはいけない」と相手の3頭目に指名した8番人気△タガノパッションが頑張ってくれて馬単33.7倍を的中。筆者自身は2000円持っていたので、満足感のある収支を得ることができた。

無事に初日が出たところで、気分良く日曜日は記事も二本立て予定。春に向けて、年末の有馬記念に向けてより多くの的中記事をお届けできるように頑張っていきたい。

■テーマ

京都競馬場に戻ってきた新春恒例の淀のハンデG2。
とにかく「明け四歳馬」が圧倒的に強いレース!

■狙い方のポイント

2020年以来、4年ぶりに京都競馬場に戻ってきた新春恒例のハンデG2。
筆者自身は好きなレースで、言うならば「鏡開き」のように「お正月の終わりを告げる」ようなレースだと思っている。

そして京都競馬場で行われる日経新春杯はとにかく圧倒的に「明け四歳馬」が強すぎるレース。ついこの間まで三歳馬だった馬が大活躍する。

過去10回のうち代替開催だった三年間を除く7回おいては明け四歳馬がワンツー2回を含む6勝。残りの1回は四歳馬は一頭も出ていなかった。
そして対照的に高齢馬には厳しく、この間、明け七歳世代以上は一頭も3着以内には入れていない。ハーツイストワールやディアスティマには嫌なデータである。

昨年の有馬記念ではドウデュース、スターズオンアース、タイトルホルダー、ジャスティンパレス、シャフリヤールといった超一流のトップレベルの古馬勢が上位を独占して三歳馬は跳ね返された形になったが、それでもタスティエーラとソールオリエンスはその直後には来ていた。
今回、明け四歳馬勢は日本ダービー3着馬や神戸新聞杯ワンツー馬などクラシック世代できちんと活躍した馬が出走してきており、迎え撃つ古馬勢はハンデ重賞で入着するのがやっとやっと程度のレベルの馬達。
今年も明け四歳馬を狙うのがセオリーだろう。

■予想詳細

本命はサヴォーナ!

重賞のタイトルこそなく、皐月賞と日本ダービーには間に合わなかったが、昨年の秋は神戸新聞杯2着から菊花賞にも出走して見せ場十分の5着。

三歳春の時点からゆきやなぎ賞→アザレア→青葉賞と三歳馬にとってはかなりタフな距離である2400mにこだわって使ってきており、やはり2400mの神戸新聞杯では京都新聞杯優勝馬のサトノグランツにタイム差なし(アタマ差)の2着。よほどこの距離が合っているのだろう。

予想の最終段階ではゆきやなぎ賞クビ差ワンツー→神戸新聞杯アタマ差ワンツーのライバル2頭での選択となったが、今回はサトノグランツが57.5kgに対してサヴォーナが56kg。やはり斤量のアドバンテージを無視しないわけにはいかなかった。
サトノグランツは京都新聞杯と神戸新聞杯の重賞二つを勝っており、それが影響して今回は1.5kgもの差になったが、実力はもちろん完全に互角。過去二回はともにサトノグランツに軍配が上がったが、その差は僅差であり、このハンデ差で今度はひっくり返せると見ている。

池添騎手の重賞復帰勝利を期待したい。


○対抗にサトノグランツ。このメンバーにおいては重賞2勝の実績は格上。トップハンデは当然と言えるが、とはいえやはり横の比較になると同世代で互角の馬達に対しては有利とは言えないだろう。

▲ハーツコンツェルトは日本ダービー3着馬。サトノグランツの重賞2勝と同等と言ってもよいくらいの実績であるが、右回りでは結果が出ていないこと、パワーというよりもスピードに寄ったタイプであることは今回の舞台を鑑みると不安はある。

△リビアングラスは菊花賞4着からそのまま出てきていれば本命まであった馬。夏の条件戦を勝って菊花賞に出走し、見せ場たっぷりの4着。3000mの距離を走りきったあとに何故かクリスマスのグレイトフルSに出走し、中山の2500mという条件を使ってから年を明けて日経新春杯に格上挑戦では、走りすぎている。