☆センテニアル・パークS
【京都10R・3勝クラス】
京都競馬場・芝1800M(外A)
4歳以上オープン/ハンデ
◎②ローゼライト
○⑧ゴーゴーユタカ
▲⑫ホウオウラスカーズ
△⑦エンペザー
△⑬アオイシンゴ
△⑭ソウルトレイン
自信度:B
予想は馬体重の大幅な増減の有無による影響、パドックでの状態などを十分考慮の上、馬券は自己責任でお買い求めください。

「重賞、しかもG2が二つもある日に、準メイン(京都10R)のハンデ戦の3勝クラス?!」と言われてしまいそうだが。まぁ、皆さん、そう興奮しないでくださいよ(cv.江川卓)

先週の皐月賞の日はみなとみらいにあるいつもの筆者の本拠地、日本丸メモリアルパークにてピクニック気分で予想の最終検討を行ったが、快晴のみなとみらいと中山競馬場の天気の違いを読みきれず惨敗。
筆者自身が看過しきれない痛手を負ったが、筆者の場合は読んでいただいている読者の方に取り返していただかないといけない責任がある。落ち着きを取り戻した頃には、今週をどうするのか頭を悩ませていた。

フローラSに関してはもう10年以上同じことを言っているが、このレースはオークスについて何の参考にもならない。してはいけない。
何回言ってもオークスでフローラS組を買いたくなる「病気」の人がいるが、我々はそういう「養分」の人とは一線を画さなければいけない。

選ぶならマイラーズカップなのだが、京都競馬場は2年半ぶりのグランドオープン。いつも数ヶ月ぶりの開幕週にすら頭を悩ませているのに、芝は全面張り替えて、4コーナーの角度まで変えられたのでは未知数な部分が多い。重賞で勝負の差を決める細かい部分を読みきれない可能性がある。

土曜日の競馬を見た上で日曜日の番組を検討した結果、「一応Bを付けられる」と判断した本命馬がいるのがこのレース。今週はこれで勘弁してもらいたい。マイラーズカップは書いてもいいが、あってBマイナスぐらいだろう。

■テーマ

競馬の狙い方は「基本に忠実に」!
「裏をかいて」はやってはいけない

■狙い方のポイント

競馬を当てるためには全ての要素を鑑みて予想しなければいけない。だからたくさんの知識が必要になる。
それは1ミクロンも間違ってないのだが、それを判断するのは人間である。どうしても変な感情や先入観が入り込んで判断が狂う場合がある。

しかし「裏をかいて」は絶対にやってはいけない。

ずっと競馬をやっていれば、知識がたくさん増え、思った通りになった経験と、それとともに、思った通りにならなかった経験も増える。
我々はAIではない。知識と経験が増えれば増えるほど、人間の感情はそれに影響されて間違った判断をしてしまう場合がある。
「セオリーはこうだけど、そういえばあのレースはそうならなかった。今回は裏をかいてみようかな。」だから当たらないのである。何も知識がない初心者は何も疑わないで基本通りに真っ直ぐに馬券を買うから、セオリー通りに決まって当たる。ビギナーズラックはそうやって発生する。

初日の京都競馬場のオープニングレースは7番人気の馬が逃げ切った。2年半ぶりの開幕週なのだから前有利・イン有利は当たり前である。
その後、ハイペースのレースが散発して追い込み競馬が見られたが、だからって今週の京都競馬場で外差し競馬を狙うのは愚の骨頂である。

■予想解説

本命はローゼライト!

インの2番手か、エンペザー他、誰も来なければ逃げてもよく、普通に走れればまず間違いなく武豊騎手が残してくれると思っている。

近走で戦ってきた相手が他とは全く違う。

前走の初音Sはコスタボニータの1馬身半差の3着だが、同馬は次走阪神牝馬Sで9番人気ながら3着に入り、普通に通用してしまった。

前々走の逆瀬川Sは着順こそ9着だが着差は3馬身3/4。
勝ったのはその後になんと中山記念でヒシイグアスのコンマ2秒差の3着に入ったドーブネ。2着ラーグルフとはクビ差で、G1馬のシュネルマイスターとスタニングローズに先着してしまった。
逆瀬川Sは2着のストーリアも中山牝馬Sに格上挑戦して2着に好走しており、レベルの高いレースであった。

5走前もドゥラドーレスのコンマ4秒差に戦えており、実力的には準オープンに留まっている馬ではない。

そして近走3戦は全て1800Mを走ってきて全て1分47秒0以下。土曜日の競馬を見るといわゆる「高速馬場」ではなくとも、もちろん綺麗な馬場には違いなく、そういう馬場は大歓迎だろう。

京都競馬場の「新4コーナー」は以前よりアールが緩やかになったそうだが、きちんとした内側有利になった印象。2番枠は絶好だろう。

血統面でいうと、コースは違うが土曜日の福島牝馬Sを勝ったステラリアも該当していた「非根幹のキズナ」も心強い。

京都マイスターのレジェンド武豊騎手に期待したい。


対抗以下に関してはさすがに準オープンレースなので省略したい。