「直接人事に関わる立場ではないが、

若手社員の離職を食い止めたい」

という意見を目にした。


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最近、若い社員の離職が最近目立ちます。

以下、考えられる理由です。


①スケジュールや部署によるが、

 残業・休日出勤が多い時がある

②昭和の社風がまだ残っている

 (特に社長。ベテラン社員に対しては

 厳しい叱責をするときもある)


①については、

会社側もパートや派遣社員を増やし、

業務の負担を減らしています。

②については、

基本的にはゆるい社風だと思っております。

パワハラをするような評判の悪い社員はいません。


給料については毎年上がってきており、

給料を理由に辞める社員は

まずいないと思っております。


地方にある中小企業だからなのか、

ネット上での評判が原因なのか分かりませんが、

新たな社員が全然入社しない現状ですので、

社員を増やすことも難しいようです。


考えられる対策としては、

上司または人事と若手社員が

一対一で本音を打ち明ける面談(またはアンケートを記入)をする機会を設けることから

始めるべきだと考えております。


私は直接人事に関わる立場ではありませんが、

仕方ないと諦めている会社側に

反論したい気分です。

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まず言いたいのは、

「会社の心配より、自分の心配をしたほうがいい」

ということだ。

「私は直接人事に関わる立場ではありません」

ということなら、

「若手社員の離職を食い止めたい」

などと考えるのは、僭越というものだ。

そんなことは、経営者が考えることで、

社員の不足が原因で

業務過多になっているのなら、

上司に改善を訴えるべきで、

それをどう改善するかは、

会社側が考えることだ。


たとえ、この人が改善策を考えたところで、

会社側がそれを用いるかどうか分からない。

たぶん

「何の権限もないのに、余計なお世話だ」

と思われるのがオチだと思う。

そんなことより、

今、この人がしている業務のスキルを高めるとかして給与アップを図るとか、

それができなければ転職するとか、

どこに行っても通用する人材になることを

考えたほうがいい。


愛社精神を持って、

何とか会社をよくしたいと考える気持ちを

否定するものではないが、

今の立場では、

対策を考えたとしても、

ただの意見にしかならないと思う。


どうしても

「仕方ないと諦めている会社側に

反論したい」なら、 

プロジェクトチームでも作って

改善策を提案するとかしたら、

効果が見込めるかもしれない。