30代の男性が、

「今の会社を早く辞めたいので、

転職先を決めないで退職したい

と言っている。


今の会社は、

拘束時間が13時間と長いし、

昼休みも削って働く等、

同業他社と比べて

仕事がしんどいそうだ。


労働条件が悪いため

人手不足な業界なので、

どこかしら

使ってくれる所はありそうだし、

実家暮らしで貯金もあるし、

数年は働かなくても生活できるから、

次を決めずに退職しても

大丈夫だろうか

と尋ねている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私も、三度目までは、

次を決めずに退職した。


若かったし、

先のことは何とかなるだろう

という安易な考えと、

そもそも転職のやり方が

分かっていなかったことからだが、

今思えば

無謀としか言いようがない。


この人も

「どこかしら、

使ってくれる所はありそう」

と安易に考えているが、

確実に転職できる

という保証はないのだから、

より良い条件の会社に転職するためには、

じっくり会社を選ばなければならないと思う。


ましてや、

もう30だから、

今の会社に在職しながら、

腰を据えて転職活動をしたほうがいいのではないだろうか。


退職してからの転職活動だと、

決まらないまま時間が経った場合、

焦ってしまって、

不本意な転職になる恐れがある。


また、

「数年は働かなくても生活でき」たら、

逆に数年間、

仕事をしないでダラダラ過ごしてしまう

ような気がする。

そうなると、

ますます転職が

難しくなるのではないだろうか。


内向的の人間が老婆心から忠告するが、

同じ事の繰り返しにならないためにも、

慎重に事を進めたほうがいいと思う。