寒さに震える二匹のハリネズミが

体を寄せて暖め合おうとするけれど、

針が刺さって痛いので、

離れたり近寄ったりを繰り返す、

というのが

「ハリネズミのジレンマ」。


人間関係にも

程よい距離が必要だ

ということだが、

“程よい距離”は

人によって違う。

 

内向的な人間は

傷つきやすいので、

距離をかなり取らなければならない。


それなのに、

自分を普通人と同じに考えて、

周りと同じような距離を取ってしまい、

失敗することが多い。

 

また、これはわたしの経験だが、

距離の取り方がわからないから、

相手に対して不快感を与える言動をしがちだ。

 

「傷つくことを恐れるな」と、

よく言われるけれど、

その傷が致命傷となるかもしれない。


立ち直れたとしても、

それまでの時間が

普通人の2,3倍はかかる。

だから、

内向的な人間は、

傷つくことを恐れたほうがいい。

 

無理に人間関係を作ろうとしない。

無理に友達になろうとしない。

 

自分にとっての程よい距離は、

他人とは違う。

自己を理解しておくことが大切だと

つくづく思う。