私には、友達がいない。

まったくいないわけではないが、

腹を割って話したり、

困ったときに助け合ったりするのが友達なら、

そういう友達はいない。

年に何回か

近況報告を交わし合う程度の友達なら、

2人ほどいる。

 

「友達がいない」というのは、

人間的に欠陥があるんじゃないか

と思われるくらい、

大きな欠点として捉えられているようだ。

 

私の場合、

友達を作ろうとしても話が続かないので

人間的な交流ができない。

以前は友達がいないことに悩み、

寂しさを感じたりもしたが、

そもそも友達が欲しい

と思っていないことに気が付いた。

 

友だちと話すより、

一人で本を読んでいるほうが楽しい。

たまにセミナーなどに参加したときには、

周りで話が盛り上がっているのに、

私一人だけ黙っているので

蚊帳の外。

そんな時は

さすがに居心地の悪さを感じるが、

無理して話すと

かえって周りをしらけさせてしまうので、

今は笑みを浮かべながら

聞き役に回っている。

 

友だちがいないことに

寂しさを感じる時があるかもしれない。

しかし、

友達がいると付き合わなくてはならない。

話したり、

いっしょに酒を飲んだり、

連れだってどこかへ行ったり、

悩みを聞いたりと、

これを煩わしく感じるなら、

友達は作らないほうがいいのではないか。

無理して親しくなろうとする必要はない。

 

 職場の中でも、

周りと無理して付き合わなくても、

仕事に集中したほうがいい。

 

必要以上に人間関係をよくしようとするのは、

かえって逆効果になると思う。