小学校教員として働いて2年目の講師の先生が、

「最近、小学校教員が向いていないかも」

と感じているという。


この人は、

小さい時から英語が好きで、

中学生の時から

中学校の英語教師になりたい

という夢を持っていたそうだ。


そして大学は、

中高英語の教員免許が取れるところに行き、

そこでは小学校の免許も取ることができたので、

3つ免許を取ったというから、

優秀な人なのだろう。


そのとき、

小学校へ実習に行ったのが

とても楽しく、

大学の先生が

小学校を勧めてくれたので、

結局

小学校で働くことにしたそうだ。


そして、

今年は持ち上がりのクラスで、

みんな名前を知っていたので、

やりやすいと思っていたが、

去年別のクラスだった子が大変で

悩まされているらしい。


その子を叱ったところ、

保護者からクレームを言われ、

小学校教員は向いてないのかな

と思うようになったそうだ。


まだ講師なので、

校種変更は可能だから、

もう小学校はやめて、

来年から

中学校に行こうかなと思うものの、

小学校に向いてない人は

中学校も難しいのかな、

と悩んでいる。

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去年別のクラスだった子が大変で

悩まされているとのことだが、

去年、その子の担任だった先生に

相談はしたのだろうか。


それから、

その子を叱ったことについて、

保護者からクレームを言われたとのことだが、

どんな叱り方をしたのだろうか。


叱り方というのがあると思うので、

先輩の先生方の指導を仰いだほうが

いいと思う。


自分一人で抱え込まないで、

他の先生方と

問題を共有するようにしたほうが

間違いがない。


そして、 

中学生の時から

中学校の英語教師になりたいという夢を持っていたのなら、

その方向に進んだほうがいい。


自分のしたいことをしたほうが、

やる気も出るし、

考えも深まる。


小学校の教員になったのは、 

①実習がとても楽しく、

②大学の先生が小学校を勧めてくれたからだ

とのことだが、

そうすると、

自分が主体的に選んだのではないため、

「楽しくなければ辞める」

という考えに傾きがちになる。


自分のやりたいことをやったほうが、

向き・不向きという考えに

囚われることも少なくなる。


何としてもやろうという熱意があれば、

楽しいとか楽しくないとか、

向いているとかいないとか、

そんなことを考える余裕はない。


泳げないからといって、

何もしないで諦めて

溺れ死ぬのだろうか。

必死になって泳ごうとすれば、

泳げるようになるかもしれない。


何かを成し遂げるためには、

そういう覚悟が必要だと思う。


内向的な自分も、

それを目指している。