おはようございます。
特別支援教育士で
アイビーマッピングマスターの
にっこり(西村明子)です
いつもお読みいただきありがとうございます
昨日はマッピングマスターを
目指している方々向けに
マッピングワークショップを開催しました。
テーマは
『傾聴力を発揮して
子どもとマッピングをするためのコツ』
ワークショップを開催するにあたって
自分の教室の子どもたちとも
マッピングタイムを取り
過去のマッピングも
ふりかえってみたんです。
そうしたら、当時、小学生だった生徒の
名言にたどり着きました。
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話のテーマは
好きなアニメのこと。
ぼくは「クレヨンしんちゃん」が好き。
面白いから。
でもクラスのみんなはコナンを観ている。
コナンのことは知らないから
クラスの子の話についていけない。
家でその話をしたら、親には
あなたもコナンを見なさい!
と言われた。
一度は見てみたけど、全然面白くない。
コナンには心の磁石が向かないんだ!
心の磁石が向かない!!
そうなんや~。
心の磁石って素敵な言葉やね。
そんなやり取りをして言葉を
書き出した記憶がよみがえりました。
耳を傾けて話を終わりまで聞いたら
自分はどうしたいのか?
が見えてきたのか
時々はコナンを観よう
見破られないように
と、彼は自分で答えを出しました。
コナンを知らないことが友達に
見破られないように。
コナンは嫌だと言っていたのに
コナンを見ていることが
親に見破られないように。
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大人は子どもの話を聞くときに
つい、こうあってほしいということを
口に出してしまいます。
経験値から判断して
子どもの話を最後まで聞くことなく
こうすればいいのよ!
と、バッサリ言葉を切ってしまうことが
あったりしませんか?
傾聴力を提唱した
心理学者カール・ロジャーズは
傾聴に必要な3つの要素を
3原則としてまとめています。
1, 共感的理解
2, 無条件の肯定的関心
3, 自己一致
言い換えると
相手の立場に立って話を聞き
言葉の裏にある気持ちを受け止める
良い悪いに関係なく、ジャッジせず
そのまま最後まで聞く
受け取った内容で合っているか
確認する
ということです。
話している子どもの
心の磁石の向く方へ
気持ちに寄り添うことが大切。
何が気になるの?
何を感じているの?
なぜ、そう思うの?
日々、流れてしまいがちな感情に
気づいて認めてもらうと
子どもも自分で答えを見つけることが
できるようになります。
最後に、教育格差を無くすべく
全国で活動している、高校生組織の
代表高校生のお話からご紹介。
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子どもの「やってみたい!」を
「いいねえ」と肯定的に受け止め
自分で考えてやってみなさいと
全力で応援してくれる
親の存在がありがたい。
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でも…とかムリ!とか
親に否定されたことがないそうです。
だからこそ、こんなに素敵な活動が
できるのかなあと、親御さんの姿勢にも
感動しました。
昨日のワークショップに参加してくださった
受講生の皆さんは~というと
終始笑顔で
話し手の気持ちに寄り添いながら
ワークに取り組んでくださっていました。
聞き上手になるには
実践も大事。
今日からの1週間、
心の磁石がどこに向いているのか
子どもと、家族と
会話してみてください。
もちろん、まずは
あなたの心の磁石が向く方へ。
ご自身の気持ちにも寄り添いながら
今日もステキな1日を~