2010/7/5に書いた水の科学館の思い出の話。
茨城が誇る大鉄橋・霞ヶ浦大橋を渡り「水の科学館」に行ってきましたよ。
かすみがうら市なのか行方市なのか分かりませんが、とにかく茨城の海運の要、霞ヶ浦をフィーチャーしまくったこの施設。
主な客層は幼稚園児~小学生であってハタチオーバーのカップルがデートでくる場所ではありません。
が、600円払ったなりに遊び尽くしました。
蓮舫さんが来たら一発で仕分け対象になりそうな、ああいう手の不必要クオリティが僕は大好きです。
調整中だらけの体験器具や、大して面白くない割りに難易度の高い体験ゲーム、ムダにきれいなトイレ。
素敵です。
そして共通入場券で入れるのが、道を挟んで向かいにそびえ立つ「虹の塔」。
つまり、水の科学館に入るときに600円払っても、虹の塔にも登らないと300円分しか楽しめないというわけです。
だとしたらメンドくさいという理由で登らないのは損としか言い様がありません。
そういうワケでせっかくですから登ります。
近づいていくと塔のふもとには小さな小屋があって、そこにお姉さんがポツンと座っていました。
「あのお姉さんあそこで何やってんのかな?」
と彼女に聞いてみたら
「アレの係だと思うけど」
という返事。
…あぁ、アレですか。
ほら。アレですよ。
住宅展示場とかお祭り会場とかによくある「フワフワハウス」的なアレ。
子供が中に入って遊べる巨大な風船的なアレ。
1回5分100円ですって。
相場は分からないけど5分も入ってたらむしろ飽きると思う。僕は。
で、塔の話に戻りますけど。
いや、入ったら入ったで凄かったここ。
「行方市」のこの辺って旧「玉造村」っていうんですよ。
きっと、だからっていうことなんですが、
「玉」への執着ハンパない。
せっかく虹の塔っていうネーミングなのに中の展示物は「玉」ばっかり。
もう「玉」に対して節操が無いとしか言い様が無い。
まず2階。
そこらへんの博物館の展示コーナーみたいなノリで、とにかく玉がフィーチャーされていました。
シャボン玉を外へ飛ばそうのコーナー(液が無くて飛ばせず)とか、どれくらいの大きさの玉まで片手で持てるかなのコーナー(要は握力試し)あたりの発想は素敵でした。
が、学術的に発展させようという意識があまりに激しすぎて「受精卵」というキーワードが出てきた所はビックリでした。そこまでムリしなくても…。
そしてこのフロアの極めつけは、大きな姿見。
この姿見は何なのかというと、
「イメージの玉~目を閉じて頭の中に玉を思い浮かべてください~」
…な、なんで…wwww
いきなり飛ばしすぎな2階でしたが、3階は更にブッ飛んでおりました。
3階にあるのは展望台へ登るエレベーターがメインなのですが、少し広まったところにガラスケースの展示場が備えられていました。
このガラスケースがすごい。
いくら「玉フィーチャー」だからって、
ガラスケースの中にピンポン球を飾る施設がどこにあります?
「ドッジボール」を展示する施設がどこにあります?
全てそのノリ。
というか気を遣って「展示」って書きましたが、
漠然と置いてあるだけなんだからwww
「イースターエッグ」絵柄はピカチュウとか。
「ライフルの弾」"玉"じゃなくて"弾"だから。
「玉のお菓子」丸いお菓子が置いてあるだけ。
「玉の文鎮」球体なだけ。
「玉将」将棋の駒の「玉」がただ置いてある。
「王貞治のサインボール」これはww
「南京玉簾」玉じゃなくて簾w
「うちのタマ知りませんか?」もはやネコキャラ。
「ビー玉」そのまんま。
単純に「身近にある丸いもの、玉と名のつく物をひたすらかき集めてきてガラスケースにしまってみました」っていうノリ。
狙ってもできないこのガッカリ感は名人芸です…。
更にこの玉フィーチャーは展望台へも続きます。
純粋に、高さ60メートルから見下ろす霞ヶ浦、霞ヶ浦大橋、そして田園風景はなかなかいいわーと僕は思いました。
ちょうど晴れてたし、もっと晴れてたら富士山とかも見えるみたいです。
でもここの真髄は別にありました。
よく展望台ってさぁ、窓の上の方に「晴れているとこの景色が見えます」みたいな絵とか写真が貼ってあるじゃん。
この方角には何々が見えます的な。
ああいうノリで
「この看板の何百km先にはメキシコのなんたらストーンという丸い巨大石が…」
見えもしねーのにその玉情報ッッッッッ!!!!
ここまで玉要素のみで虹要素一切無しッッッッ!!!!!!!
ご馳走様でしたァァァッッッ!!
(お疲れ様です。玉トークはこれでお終いです。)
まさかの玉攻めに疲れ果てた僕たちは家路へつこうと思いましたが、その途中で大好きな物産展を見つけてしまいました。
行方市物産展。これは寄るしかあんめえよ。
入ってみるとまぁただの野菜即売所みたいになってましたが、実はココで僕がちょっと前から食べてみたかった茨城B級名産に出会えました。
「行方バーガー」っていうんですけど。
あ、ちゃんとwikiにも項目がある立派な茨城グルメです。
それぞれ「なめパックン」「こいパックン」「ぶたパックン」「かもパックン」と名前がついてまして、ナマズ、鯉、豚、鴨のハンバーガーなんですね。
何を食ったかというともちろんそこはナマズでしょ。
彼女にすごくイヤがられながら食いましたが味は普通に美味でした。
ハンバーガーのクオリティで言えば、値段張るだけあってマックよりは美味しいと思います。
値段?
なめパックン1つ480円もしましたけどww
ちなみに「かもパックン」は行方出身の新撰組初代筆頭局長・芹沢鴨にちなんだ商品で、茨城県産のセリや鴨が使われているそうですよ。ファンの人は食ってみたらいいんじゃね。
******
★霞ヶ浦ふれあいランド
(茨城県行方市玉造甲1234)
★行方市観光物産館こいこい
(茨城県行方市玉造甲1963-5)
ちーなーみーにー
ここまで読んでくださった茨城県外の方は、度々出てきた「行方市」という地名を「ゆくえし」と読んじゃあいませんでしたか?
この際だから覚えて帰っていただきますが、「行方市」は「なめがたし」という読み方をします。
文字通り、「行方市、なめ難し」っつーわけですね。外したッ!!
永作博美とか浅野いにおの出身地なので併せて覚えて帰ってってくださいな。
***
かすみがうら市なのか行方市なのか分かりませんが、とにかく茨城の海運の要、霞ヶ浦をフィーチャーしまくったこの施設。
主な客層は幼稚園児~小学生であってハタチオーバーのカップルがデートでくる場所ではありません。
が、600円払ったなりに遊び尽くしました。
蓮舫さんが来たら一発で仕分け対象になりそうな、ああいう手の不必要クオリティが僕は大好きです。
調整中だらけの体験器具や、大して面白くない割りに難易度の高い体験ゲーム、ムダにきれいなトイレ。
素敵です。
そして共通入場券で入れるのが、道を挟んで向かいにそびえ立つ「虹の塔」。
つまり、水の科学館に入るときに600円払っても、虹の塔にも登らないと300円分しか楽しめないというわけです。
だとしたらメンドくさいという理由で登らないのは損としか言い様がありません。
そういうワケでせっかくですから登ります。
近づいていくと塔のふもとには小さな小屋があって、そこにお姉さんがポツンと座っていました。
「あのお姉さんあそこで何やってんのかな?」
と彼女に聞いてみたら
「アレの係だと思うけど」
という返事。
…あぁ、アレですか。
ほら。アレですよ。
住宅展示場とかお祭り会場とかによくある「フワフワハウス」的なアレ。
子供が中に入って遊べる巨大な風船的なアレ。
1回5分100円ですって。
相場は分からないけど5分も入ってたらむしろ飽きると思う。僕は。
で、塔の話に戻りますけど。
いや、入ったら入ったで凄かったここ。
「行方市」のこの辺って旧「玉造村」っていうんですよ。
きっと、だからっていうことなんですが、
「玉」への執着ハンパない。
せっかく虹の塔っていうネーミングなのに中の展示物は「玉」ばっかり。
もう「玉」に対して節操が無いとしか言い様が無い。
まず2階。
そこらへんの博物館の展示コーナーみたいなノリで、とにかく玉がフィーチャーされていました。
シャボン玉を外へ飛ばそうのコーナー(液が無くて飛ばせず)とか、どれくらいの大きさの玉まで片手で持てるかなのコーナー(要は握力試し)あたりの発想は素敵でした。
が、学術的に発展させようという意識があまりに激しすぎて「受精卵」というキーワードが出てきた所はビックリでした。そこまでムリしなくても…。
そしてこのフロアの極めつけは、大きな姿見。
この姿見は何なのかというと、
「イメージの玉~目を閉じて頭の中に玉を思い浮かべてください~」
…な、なんで…wwww
いきなり飛ばしすぎな2階でしたが、3階は更にブッ飛んでおりました。
3階にあるのは展望台へ登るエレベーターがメインなのですが、少し広まったところにガラスケースの展示場が備えられていました。
このガラスケースがすごい。
いくら「玉フィーチャー」だからって、
ガラスケースの中にピンポン球を飾る施設がどこにあります?
「ドッジボール」を展示する施設がどこにあります?
全てそのノリ。
というか気を遣って「展示」って書きましたが、
漠然と置いてあるだけなんだからwww
「イースターエッグ」絵柄はピカチュウとか。
「ライフルの弾」"玉"じゃなくて"弾"だから。
「玉のお菓子」丸いお菓子が置いてあるだけ。
「玉の文鎮」球体なだけ。
「玉将」将棋の駒の「玉」がただ置いてある。
「王貞治のサインボール」これはww
「南京玉簾」玉じゃなくて簾w
「うちのタマ知りませんか?」もはやネコキャラ。
「ビー玉」そのまんま。
単純に「身近にある丸いもの、玉と名のつく物をひたすらかき集めてきてガラスケースにしまってみました」っていうノリ。
狙ってもできないこのガッカリ感は名人芸です…。
更にこの玉フィーチャーは展望台へも続きます。
純粋に、高さ60メートルから見下ろす霞ヶ浦、霞ヶ浦大橋、そして田園風景はなかなかいいわーと僕は思いました。
ちょうど晴れてたし、もっと晴れてたら富士山とかも見えるみたいです。
でもここの真髄は別にありました。
よく展望台ってさぁ、窓の上の方に「晴れているとこの景色が見えます」みたいな絵とか写真が貼ってあるじゃん。
この方角には何々が見えます的な。
ああいうノリで
「この看板の何百km先にはメキシコのなんたらストーンという丸い巨大石が…」
見えもしねーのにその玉情報ッッッッッ!!!!
ここまで玉要素のみで虹要素一切無しッッッッ!!!!!!!
ご馳走様でしたァァァッッッ!!
(お疲れ様です。玉トークはこれでお終いです。)
まさかの玉攻めに疲れ果てた僕たちは家路へつこうと思いましたが、その途中で大好きな物産展を見つけてしまいました。
行方市物産展。これは寄るしかあんめえよ。
入ってみるとまぁただの野菜即売所みたいになってましたが、実はココで僕がちょっと前から食べてみたかった茨城B級名産に出会えました。
「行方バーガー」っていうんですけど。
あ、ちゃんとwikiにも項目がある立派な茨城グルメです。
それぞれ「なめパックン」「こいパックン」「ぶたパックン」「かもパックン」と名前がついてまして、ナマズ、鯉、豚、鴨のハンバーガーなんですね。
何を食ったかというともちろんそこはナマズでしょ。
彼女にすごくイヤがられながら食いましたが味は普通に美味でした。
ハンバーガーのクオリティで言えば、値段張るだけあってマックよりは美味しいと思います。
値段?
なめパックン1つ480円もしましたけどww
ちなみに「かもパックン」は行方出身の新撰組初代筆頭局長・芹沢鴨にちなんだ商品で、茨城県産のセリや鴨が使われているそうですよ。ファンの人は食ってみたらいいんじゃね。
******
★霞ヶ浦ふれあいランド
(茨城県行方市玉造甲1234)
★行方市観光物産館こいこい
(茨城県行方市玉造甲1963-5)
ちーなーみーにー
ここまで読んでくださった茨城県外の方は、度々出てきた「行方市」という地名を「ゆくえし」と読んじゃあいませんでしたか?
この際だから覚えて帰っていただきますが、「行方市」は「なめがたし」という読み方をします。
文字通り、「行方市、なめ難し」っつーわけですね。外したッ!!
永作博美とか浅野いにおの出身地なので併せて覚えて帰ってってくださいな。
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