◆「迷路」(1) まさと君 小学2年生
この作品は1999年5月に描かれたものです。
今から、15年前ですね。
本人はもう、大学4年生で今年卒業するでしょう。
この頃、よく男の子が迷路を書きました。
まさと君は一番熱心に集中してました。
左上がスタートで画面中央下がゴールになってます。
カラフルでゲームや漫画ののキャラクターが沢山ひしめいていますが、わたしが知っているのはインベーダーくらい。
マンドロⅢ、スプリングマン、ザ・マソー、ロックキング、マンドロドクロ、マックスキング、グレネードボム、ボムランチャー ・・・・・・その他
まさと君は小学6年生までアトリエに来て、中学、高校生になると進路に悩み、一時は声優を目指したが、
大学に入学すると演劇にハマリって、イギリスの劇作家・詩人のシェークスピアが大好きだそうです。
両親はなるべく本人の意志を尊重しながらも現実に演劇の世界で稼ぎながら生活できるかどうか?
不安をもたれて、なんとか妥協線をみつけだそうとされています。
「ばか、ばか」と描かれていますが、周囲の人間関係に違和感があったようです。
「みんな馬鹿ばっり・・」と独り言を言っているのを聞いたことがあります。
だからと高慢な子ではなく、むしろ優しいかったです。
感受性が強いんですね。
思えば、まさと君が中学生時代に学校側から「自己責任で好きな道を自分で見つけてほしい」と言われ。
「中学生で進路を自分で決めろと言われても、経験がないのでどうしょうもない」と・・・お母さんは困惑。
バブルが崩壊して、終身雇用・年金制度が崩れ始めの予兆だったのです。
(1999年小泉内閣によって労働派遣法が自由化された)
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