著:賀東 招二 挿絵:四季童子
「フルメタル・パニック! ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)」
ソ連の秘密都市〈ヤムスク11〉で明らかになった真実。
それはこの世界が、実験の暴走の結果起きた、『タイムハザード(時間災害)』に依って歪んで産まれたものだと言うこと。
本来有るべき歴史から外れ、「ブラック・テクノロジー」と、ソレをもたらす「ウィスパード」によって、さらに撹拌された世界。
だが、宗介にとって重要なのは、そんな事ではない。
〈ヤムスク11〉の地下実験場でかなめに起きた異変。
宗介に銃を向け、発砲した彼女は、敵であるはずのレナードと共に、姿を消してしまう。
やるべきこと・・・歪んだ世界を元に戻す、と言って。
姿を消した二人を探す《ミスリル》。
だが、M9一機とクルツを失い、戦力が大幅にダウンした状況で二面作戦を強いられる。
目標の一つはアフガン。
ソ連の軍事施設の一つが正体不明の武装組織に占拠されていた。
そこに眠るのは、核ミサイル。
もう一つは、かつては自らの基地として使用していたメリダ島。
現在は、レナード達《アマルガム》の本拠地にされている。
核を使った世界大戦へのカウントダウンが刻まれ、全世界に緊張が走る中、《ミスリル》の最後の戦いが始まろうとしていた。
ラストに向けて走り始めます。
今まで広げられた風呂敷が、小気味良いテンポで畳まれていきますね。
覚悟を決めたテッサ。
未だ決まらぬ宗介。
意志をつらぬくレナード。
そして変貌したかなめ。
世界(現実)で生きぬく事を決めた者と、
理想(幻想)を追い求める者との戦いの幕が上がる―――。
とりあえず、上巻ではこれだけで。
フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)/賀東 招二

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