榊一郎が送る、一風変わった変身ヒーロー物の第二弾ですね。
著:榊 一郎 挿絵:中村 龍徳
「ミカヅチ 2」です。
修羅奇兵として覚醒を遂げた紅蓮。
ヤドリギの討伐組織〈ミカヅチ〉へと、半ば強制的に組み込まれ、武器や装備を支給されることになる。
おせっかいなまでに世話を焼きたがる幼馴染みにすら話せない様な世界へと戻ることを余儀なくされた紅蓮は、組織の一員としてヤドリギ討伐の任を負うことになる。
学校では、開放されるだろうと思っていた紅蓮は、転入生として現れた少女に言葉を失う。
―――御杖代梨緒。ミカヅチの実戦部隊《破組》の一員で有る彼女だが、その血脈は、ミカヅチの采配を取る家柄の一つに属している。
それ故に言い含められたか、彼女は紅蓮の許嫁を名乗り、彼の部屋まで乗り込んできて同棲を始めてしまう。
だが、ヤドリギの驚異は確実に迫っていた。
彼が襲われた時に、アレは確かに言った。
「紅蓮―――。」と。
そう呼ぶ人間はかなり限られる。
彼が日常生活を送れると思っていた学園すらも、既にヤドリギによって侵されているのだろうか・・・。
さてさて~、二巻に入り幾つかの情報が解禁されましたね~。
ミカヅチとヤドリギを取り巻く環境や、紅蓮の修羅奇兵としての能力等々、ヒーロー物としての舞台は整いつつ有ります。
しかし、紅蓮だけが知覚出来る妹、深紅が黙して語らぬ事や、ヤドリギの中にもコミュニティの様な物が有りそうなどと言った、謎がまだまだたくさん有ります。
作者あとがきによれば、変身ヒーローの存在意義と言う視点から再構築した物語と言う事らしいです。
無差別に大量破壊、大量殺傷を行うならば確かに最新鋭装備の軍隊を用いた方が早いわけですよね?
つまり、突然変異的な力が必要な状況と言う事を考えた場合、作者は暗殺に答えを見出したわけです。
人知れず夜の闇を疾走し、明確な目標を狩るために戦うヒーロー。
それが、ミカヅチであり、修羅奇兵と化した紅蓮な訳ですよ!
ステレオタイプに収まらない、榊一郎クオリティがここに有ります!
ミカヅチ 2 (MF文庫 J) (MF文庫 J さ 3-12)/榊 一郎

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